削除された内容 追加された内容
Xqbot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: hy:Ասպարեզ (չափման միավոր)
編集の要約なし
3行目:
単位系=非SI単位(古代の単位)|
物理量=[[長さ]]|
定義=太陽の上端が地平線に現れてから下端が地平線を離れるまでの間に人間が歩く距離|
SI=約 180 m}}'''スタディオン'''('''stadion''', στάδιον)は、[[古代ギリシア]]および[[古代ローマ|ローマ]]で使われていた[[距離]]([[長さ]])の[[物理単位|単位]]である。[[新約聖書]]でもギリシア語で用いられている単位である。複数形は'''スタディア'''である。
 
スタディオンは[[バビロニア]]起源の単位である。その距離は、砂漠において[[太陽]]の上端が[[地平線]]に現れてから、下端が地平線を離れるまでの間に人間が太陽に向かって歩く距離と定義されている。その人の歩行能力に依存した一種の[[身体尺]]であるが、おおむね180[[メートル]]前後となる。
 
言い変えれば、スタディオンは太陽がその[[視直径]]分だけ移動する間に人間が歩行する距離である。太陽の視直径(見た目の[[角度]])は約0.5[[度 (角度)|度]](正確には32[[分 (角度)|分]])であり、その角度を移動する時間は約2[[分]]である。太陽は1日で1周(=360度)するので、1日に人が歩ける距離は360/0.5=720スタディオン、1時間の歩行距離は約30スタディオンということになる。