「ミクロポリフォニー」の版間の差分

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リゲティは一つ一つの声部をあくまでもメロディーとして扱ったため、[[オーケストラ]]にも好意を持って受け入れられた。リゲティはその後自己様式を伝統的な作曲技法に傾斜させたため、『ロンターノ』ではミクロポリフォニーならではの効果からは後退した。この技法は1960年代から1970年代の音楽を覆い尽くしたため、五線譜業者は60-70段またはそれ以上の段数の五線譜の製造に追われたという逸話が残っている。アルド・クレメンティの「変奏A」では100段以上の作品になっているが、これも一種のミクロポリフォニーである。
 
ミクロポリフォニーを用いた多くの段数を伴う管弦楽曲の作曲は、手間隙がかかりすぎる上、{{要出典範囲|作曲家の健康も損ないやすく|date=2009年5月}}、指揮台に載らないために指揮用のパート譜がいるなどの諸問題が、世界中で議論された。[[新ロマン主義音楽|新ロマン主義]]が台頭する頃には、多くの段数を用いる作曲が[[前衛音楽|前衛]]の象徴のように捉えられて、用いる作曲家は激減した。しかし、多くの情報量を詰め込むにはそれだけの楽譜の段数が必要になることも判明しており、要所で極端な段数を用いる作曲家も少なくない。
 
== 日本における研究 ==