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'''ザ・ステイプル・シンガーズ''' ('''The Staple Singers''') は、[[アメリカ合衆国|米国]]の[[ゴスペル (音楽)|ゴスペル]]、[[ソウルミュージック|ソウル]]・グループ。[[1940年代]]後半に[[ギタリスト]]/[[歌手|シンガー]]のローバック"ポップス"ステイプルズが、彼の子供たちと結成した。当初はゴスペル・グループであったが、60年代以降ポップスロックなどの要素を積極的に取り入れ、成功を収めた。
 
==来歴==
ローバック"ポップス"ステイプルズ ([[1915年]][[12月28日]] - [[2000年]][[12月19日]], [[ミシシッピ州]]ワイノーナ出身) は、[[1936年]]にシカゴに住むようになってからトランペット・ジュビリーズというグループに参加し、教会でゴスペルを演奏していた。[[1948年]]頃、彼の娘のクレオサ ([[1934年]][[4月11日]] - )、メイヴィス ([[1939年]][[7月10日]] - )、息子のパーヴィス ([[1935年]]11月 - )とともに、ポップスはステイプル・シンガーズを結成、中西部の教会を中心に活動を展開するようになった。
 
[[1953年]]、彼らのレーベル、ロイヤルより"These They Are”でレコード・デビューを果たした。続いて翌年、ユナイテッドより"Sit Down Servant”Servant」をリリースした。[[1956年]]には、ヴィージェイ・レコードと契約し、"Uncloudy Day"、"」や「Will The Circle Be Broken"などの名作レコーディングを残した。
 
[[1962年]]までヴィージェイに在籍した後、[[リバーサイド・レコード|リバーサイド]]、[[エピック・レコード|エピック]]と渡り歩いた。この頃から、ゴスペルにとまらず、時代の流れを受けてフォーク的なアプローチを取ったり、ポップスやロック的な要素を積極的に取り入れたりと、そのサウンドは広がりを見せるようになる。また、公民権運動の盛り上がりとともに、彼らの歌もメッセージ性が強くなっていった。エピック時代には [[バッファロー・スプリングフィールド]]のカバー、"For What It's Worth"がヒットとなる。
 
[[1968年]]、彼らはメンフィスの[[スタックス・レコード]]と契約。[[1970年]]には、パーヴィスが脱退するものの、ステイプル姉妹の一人イヴォンヌ ([[1938年]][[10月23日]] - )を加えて、活動を続けた。スタックス時代には計6枚のアルバムをリリース。"I'll Take You There"、"」「Respect Yourself"を始め、数多くの大ヒットが生まれている。この時代は彼らにとって最も大きな商業的成功を収めた時期であり、作品の内容からても彼らのキャリアのピークとする見方が一般的
 
[[1975年]]、スタックスが倒産したことにより、グループは[[カーティス・メイフィールド]]のレーベル、[[カートム]]へ移籍し、同年アルバム''Let's Do It Again''をリリース。これは同名映画のサウンドトラック盤であった。ここでは、メイフィールドのペンによるタイトル曲がナンバーワン・ヒットとなっている。
 
[[1976年]]、[[ザ・バンド]]の解散コンサートを記録した映画「[[ラスト・ワルツ]]」に出演 (映画のリリースは[[1978年]])。[[1968年]]のアルバム''Soul Folk in Action''で取り上げていたザ・バンドの代表曲"The Weight"を演奏した。映画で使用されたステイプル・シンガーズの演奏シーンはコンサートからのものではなく、後日MGMのサウンドステージにて収録されたものであった。彼らは[[1994年]]のアルバム''Rhythm Country and Blues'' でも、マーティー・スチュワートと組み、この曲を再演している。
 
[[1976年]]から[[1978年]]の間には[[ワーナー・ブラザーズ・レコード|ワーナー]]に在籍し計3枚のアルバムをリリース。ワーナー時代はグループ名から「シンガーズ」を落とし、「ザ・ステイプルズ」を名乗った。以降、20世紀フォックス、プライベートIなどのレーベルで作品をリリースし、[[1984年]]の"Slippery People" (R&Bチャート22位)などいくつかの小ヒットは生んでいるが、スタックス時代の成功を再現するには到っていない。
 
[[2000年]][[12月19日]]、ポップスが転倒による脳しんとうが原因で亡くなった(84歳)。彼の死をもってしまい、グループは活動を停止した。メイヴィス・ステイプルズは、以後ソロで活動を続けている。
 
ステイプル・シンガーズは、[[1999年]]には[[ロックの殿堂]]入りを果たした。また[[2005年]]には、[[グラミー賞]]の特別功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞している
 
==ディスコグラフィー==