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'''モダリティ''' (modality{{lang-en-short|Modality}}) とは、ラテンで感覚・五感を意味のmodus(ものさし、尺度)から派生し、転じて計測、限界、方法、手段、様式などを表すようになり、さらに生理学では視覚、聴覚、触覚などの五感や感覚を意味し、それらを用いて外界を知覚する手段のこととなった。また、こうした感覚に働きかける人工的な情報伝達手段も指す。
 
医療分野においては、治療手段や方法を示したり、[[コンピュータ断層撮影|CT]]や[[核磁気共鳴画像法 |MRI]]などの医療検査機器の単位としてモダリティが使用されたりしている。
 
 
'''モダリティ'''({{lang-en-short|Linguistic modality}})とは、文が指す内容に対する話し手の判断や心的態度をいう。'''法性'''や'''陳述'''ともいわれる。例えば、「きっと雨が降るだろう」という文において客観的な事柄を直接示す「雨が降る」の部分を命題といい、それに付加された話し手の推測を表す「きっと~だろう」という部分がモダリティである。モダリティには「きっと~だろう」のような事柄に対する'''対事モダリティ'''と「おいしいね」「おもしろいよ」の「ね」や「よ」のような聞き手に対する'''対人モダリティ'''とがある。
 
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また、モダリティの表現を表す文法形式を特に[[法 (文法)|ムード]]と呼ぶことがある。[[動詞]]などの語形変化を「'''ムード'''」(mood)、ムードで表しきれない意味を担う[[助動詞]]等の体系を「モダリティ」(modality)とする場合が多い。本来は、mood(述べ方、叙法)の[[形容詞]]形 modal(叙法の)を再び[[名詞]]化した語が modality(mood のようなもの)であった。
 
医療分野においては、[[コンピュータ断層撮影|CT]]や[[核磁気共鳴画像法 |MRI]]などの医療機器の単位としてモダリティが使用されている。
 
モダリティ (modality) とは、英語で感覚・五感を意味し、視覚、聴覚、触覚などの感覚を用いて外界を知覚する手段のこと。また、こうした感覚に働きかける情報伝達手段も指す。