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== 資料 ==
説一切有部によるアビダルマ論書は大量に漢訳され現存しているが、経量部のアビダルマは残っていない。ヴァスバドゥ(世親, vasubandhu)、ハリヴァルマン(訶梨跋摩, Harivarman)などの論師は、経量部に所属していたと考えられるが<ref>ヴァスバンドゥは、部派仏教の説一切有部、経量部などに所属した後、大乗仏教の[[瑜伽行唯識学派]]に転派した。</ref>、かれらの著作は純粋にから正統な経量部の教説を述べたもの知ることはない。ヴァスバンドゥの「[[倶舎論]]」は主に説一切有部の立場で書かれたものであり、ハリヴァルマンの「[[成実論]]」は内容から経量部の立場を採っているとと推測されるが、[[ヴァイシェーシカ学派]]など仏教以外の教えもさかんに引用しており、純粋に経量部の立場に立ったものであるかは不明である。
 
== 教義 ==