「フォーミュラチャレンジ・ジャパン」の版間の差分

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[[フォーミュラ・ニッポン]]を主催する日本レースプロモーションと、[[トヨタ自動車|トヨタ]]・[[日産自動車|日産]]・[[本田技研工業|ホンダ]]という日本を代表する自動車メーカー3社が共同で、「世界に通用する若手ドライバーの育成」をテーマに発足させたシリーズである。
 
シリーズにはメーカー3社から資金面でサポートが行われており、その結果参戦するドライバーが支払う参加費は2009年の場合で年間892.5万円と、従来の同等クラスである[[フォーミュラ・トヨタ]]や[[フォーミュラ・ドリーム]]に比べ割安に押さえられている<ref>フォーミュラ・ドリームの場合、年間パッケージで約12001,200万円必要(さらに別途保証金も必要)。ただし上位入賞すると賞金が出る。</ref>。ただしシリーズ発足当初に比べると徐々に参加費が値上がりしており、割安感はやや薄れてきている<ref>2006年は年間500万円、2007年は年間600万円、2008年は年間840万円だった。なお2007年までは別途150万円の保証金が必要だったが、2008年からは保証金込みの金額となっている。</ref>。一方でその代償として、シリーズに参加を希望するドライバーに対して行われる審査において、各メーカーの育成プログラムに組み込まれているドライバーが優先される(このことは主催者よりあらかじめ告知されている)ほか、賞金はない。また若手ドライバー育成が主目的のため、参加ドライバーは原則として26歳未満に限られている<ref>参加枠に空きがある場合はその限りではない。</ref>。
 
== マシン ==
マシンは[[フォーミュラ・ルノー]]用マシンをベースに新たに開発された専用シャシー<ref>ということになっているが、実体はフォーミュラ・ルノー用マシンそのままといわれる。</ref>「FC106」([[イタリア]]・[[タトゥース]]社製)を使用し、エンジンは[[ルノー]]製の2リッター2L[[直列4気筒|直4]](エンジンメンテナンスは[[ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル|NISMO]]が担当)。タイヤは[[ダンロップ]]の[[ワンメイク]]。このためコントロールタイヤの開発は、ダンロップのワークスドライバーである[[服部尚貴]]が中心になって行われており、服部はシリーズ全体のアドバイザーも務めている。
 
ただなお、フォーミュラ・ルノー用マシンをベースとしていることに対し、[[日本自動車レース工業会]](JMIA)など「日本のレース界のためには国産マシンの採用が不可欠」として[[日本自動車レース工業会]](JMIA)などが不満を表明している。
 
== レース運営と特徴 ==
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== スカラシップ ==
FCJの成績優秀者には、翌年の[[フォーミュラ3|F3]]参戦の資金援助などのスカラシップが与えられる。ただスカラシップの選考基準や具体的な内容はメーカーごとに異なっている。実際にはFCJでの成績に加え、他のカテゴリー(フォーミュラ・トヨタなど)での結果も含めた総合的な判断として、各メーカーがそれぞれ注目するドライバーのステップアップを支援する形となっている。
 
ホンダ・日産のスカラシップは自社の育成プログラム枠だけでなく一般参加枠のドライバーも選考対象となるため、一般参加のドライバーにもスカラシップ獲得のチャンスがある<ref name=ron />。トヨタのスカラシップは本来[[トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム]](TDP)の対象ドライバーのみが選考対象となるが、2010年チャンピオンの[[中山雄一]]のようにシリーズ途中からチャンピオン決定後にTDPに加わるケースもあるため<ref>[http://as-web.jp/news/info.php?c_id=4&no=28967 トヨタ、中山雄一をFCJ第10戦からTDPドライバーに] - as-web.jp・2010年9月2日</ref>、実際には一般参加のドライバーにも門戸を開いているといえる。
 
== ポイントシステム ==
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| 8||8月8日||ツインリンクもてぎ||[[松井孝允]]
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| 9||10月9日||[[鈴鹿サーキット]]||中山雄一
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|10||1011106日||鈴鹿サーキット||中山雄一
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|11||11月6日||鈴鹿サーキット||中山雄一
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|12||11月7日||鈴鹿サーキット||中山雄一
|}