「原子力事故」の版間の差分

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*: なお原子炉は暴走したものの、その後減速材である軽水が失われたため自然に停止したと考えられている。また、冷却材が失われても炉心が溶融しなかったのは、炉の出力が小さかったためとも考えられる。
*: 事故が起きたのは午後9時であり、当時夜勤で三人の運転員がいたが二人は即死であったと考えられる。事故発生後、救出隊が駆けつけたときは、放射線の強さが非常に強く、一時間半は現場に近づく事さえできなかった。ようやく現場に入ると制御室には二人が居り、その内の一人がまだ生きていて救急車で搬送されたが、搬送中に死亡した。また、事故から数日後に残りの一人が原子炉の暴走により飛び出した制御棒に胸を貫かれ、天井に貼り付けにされた状態で発見された。
*: 三人の遺体は、露出していた頭部や手などが余りにも汚染度が激しかったため、切断して高レベル放射性廃棄物として処理しなければならなくなった。また、搬送に使用した救急車も放射能に汚染されてしまったために、後に放射性廃棄物として処分しなければならなくなった。
*: この事故は、チェルノブイリ原子力発電所事故が起きるまでは原子炉で死者が出た唯一の事故として知られていた。
* [[1963年]][[10月]]フランスのサン・ローラン・デ・ゾー原子炉で燃料用溶融事故。