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'''ロベール・ド・ボロン'''(Robert de Boron, 写本によってはBourn, Beron)は[[12世紀]]後半から[[13世紀]]初期の[[フランス]]の[[詩人]]。『アリマタヤのヨセフ''(Joseph d'Arimathe)''』、『メルラン''(Merlin)''』の著者としてして知られる。
 
==作品==
ロベール・ド・ボロンは現存する二編の[[八行連詩]]『アリマタヤのヨセフの聖杯物語』と『メルラン』の著者である。後者は断片しか残っておらず、後期の写本では[[散文]]で書かれている。二編の詩は、『ペルスヴァル』とともに三部作(あるいは『アルテュ([[アーサー王]])の死』を加えて四部作)を構成していたと考えられている。ロベールの他の作品に文体と内容が似る『ディド・ペルスヴァル''(Didot Perceval)''』は失われた部分を散文化した作品である可能性がある。
 
ボロンは[[聖杯伝説]]に[[キリスト教]]的側面を明確に与えた最初の著者である。彼によると、[[アリマタヤのヨセフ]]は[[十字架]]に架かる[[キリスト]]から滴り落ちる血を[[聖杯]]([[最後の晩餐]]に使った)で受けたという。ヨセフの一族が聖杯を西の[[アヴァロン]]の谷([[グラストンベリー]])に持ち込み、詩人たちがその地をアヴァロン(グラストンベリー)に作りかえた。彼らはそこでアーサーが生まれ、[[ペルスパーシヴァル]]が来るのまで聖杯を守っていたという。また、ロベールは[[漁夫王]]をアリマタヤのヨセフの義兄弟としている。
 
==参考文献==
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==外部リンク==
* {{gutenberg author| id=Robert+de+Boron | name=Robert de Boron}}
 
==関連項目==
* [[アーサー王物語]]
* [[聖杯伝説]]
* [[中世文学]]
 
{{DEFAULTSORT:ぼろんろべーると}}
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[[pt:Robert de Boron]]
[[ru:Робер де Борон]]
'''太字文'''