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== 経歴 ==
[[1947年]]、探偵小説雑誌『[[宝石 (雑誌)|宝石]]』2・3月合併号([[岩谷書店]])掲載の短編「不思議な国の犯罪」(後に「不思議''''''国の犯罪」に改題)でデビュー。摩耶正を探偵役とした密室ものの作品を発表し、寡作ながらも学者独特の観察眼からの作品は人気が高い。1955年に長編「圷家殺人事件」執筆後、長らく作品がなかったが、1975年に復活。アリバイを重視した島崎警部を探偵役とした作品を発表した。
 
長らく単独の著書がなかったが、晩年になって著作がまとめられた(「天城一傑作集」全4巻)。雑誌デビューから実に57年を経ての初単行本である。その第1巻『天城一の密室犯罪学教程』で、第5回[[本格ミステリ大賞]]評論・研究部門を受賞。