「何でも屋の加代」の版間の差分

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== キャラクター ==
{{ネタバレ}}
登場初期の表の顔は、おしま([[三島ゆり子]])と江戸で「上総屋」という[[質屋]]を経営していて、[[上総国|上総]](現在の[[千葉県]])の[[木更津市|木更津]]に在住の元締・六蔵([[木村功]])との裏稼業における繋ぎ場でもあった。加代は漁師だった両親を海で失った後、六蔵の元に引き取られ、その後男に弄ばれ、身も心も傷ついていた時にも六蔵に救われた過去がある<ref>この折、六蔵と関係が出来てしまったことがあることをおしまが主水に語っている)がある。</ref>。六蔵を通じ、[[町奉行|南町奉行所]][[同心]]・[[中村主水]]([[藤田まこと]])、[[浪人]]を捨て、[[おでん]]の[[屋台]]を開業した[[畷左門]]([[伊吹吾郎]])、若き[[飾り職人の秀]]([[三田村邦彦]])と出会う。おしまと加代は殺しには参加せず、主に標的の情報収集と仕事の段取りを担当する。木更津にいる六蔵との仕事の連絡手段は鳥追いなどの変装姿や、[[ウマ|馬]]<ref>江戸に入る直前で、茶店に馬を預け普段着に着替える。</ref>を使い行う<ref>加代が不在の場合は、おしまが代理のときに早[[駕籠]]を使うのとはさすがに対照的である(上総屋はほぼおしまが仕切っているが、加代が不在の場合は自ら木更津に向かう事もある。</ref>。仕事の際には、[[おとり捜査|囮]]になって現場に乗り込み、主水らをサポートすることもある。
 
左門一家を襲った悲劇をきっかけに組織チームは解散。六蔵の元を離れた後は「何でも屋」を開業(『[[新・必殺仕事人]]』第8話~)。以降、稼ぎに精を出す一方、長期間に渡って主水と組み、多くの仲間たちとの出会いと別れを繰り返しながら裏稼業を続けていった。
金にがめつい性格であるが、義理人情には厚い。金儲けの才能もあるのだが、勤め先の相手が殺しの的だったり、商売を手伝って稼がせてもらっている相手が殺されて依頼人になったり、全く金銭面には不運な女性である。仕事仲間としての信頼は厚いがほとんどの仲間から、その強欲さと軽率な面にあきれられている。
 
恋愛義理人情関して「操を捧げた」相手が殺されて自分も実行犯の厚く、仕事(殺し)を行おう仲間としての信頼は得ている主水から「お前、金だけは笑顔であの世非常行っがめつい性格が災いしもら目に遭う事が多ため、ほとだ」どの仲間から、その強欲さ止め軽率な面に呆れられ、唯一手を汚していない仕事人でる。金儲けの才能もある(その後ようだがスペシャル『[[必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港勤め先相手が殺し技珍プレー好プレー|大老殺し]]』におの的だったり、商売を手伝って稼がせてもらってる相手が殺され元締めと依頼人にった傘の先端から針を飛ば、全く金銭面には不運な女性である。大儲け人としも時たまあるが、大抵は騙されたり、災難に巻き込まれ仕事を実行無一文になるなどて元の木阿弥になっているその他男運・恋愛運も悪く年下の[[相撲取り]]の年下に惚れられたり、嫁ぎ先の大富豪が仕事の的だったりと、やはりなかなか幸運には巡り会えていない。
 
登場初期は、チーム内では唯一手を汚していない仕事人であり、「操を捧げた」相手が殺されて自分も実行犯の仕事(殺し)を行おうとしたが、主水から「お前にだけは笑顔であの世に行ってもらいたいんだ」と止められたこともあった。それ以降も、主な役割は囮や陽動役であるが、例外的に殺しを行なったことが数回ある。
左門一家を襲った悲劇をきっかけに組織は解散。六蔵の元を離れた後は「何でも屋」を開業(『[[新・必殺仕事人]]』第8話~)。以降、稼ぎに精を出す一方、長期間に渡って主水と組み、多くの仲間たちとの出会いと別れを繰り返しながら裏稼業を続けていった。
*『新・仕事人』第17話
*『仕事人III』第2話(順之助のライデン瓶を借りる)
*劇場映画『[[必殺! THE HISSATSU]]』
*スペシャル『[[必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー|大老殺し]]』(元締めとなり、傘の先端から針を飛ばす仕事人として仕事を実行している。)
 
[[鳥居耀蔵]]([[米倉斉加年]])らが掲げた[[天保の改革]]による仕事人狩りで、加代は新之助([[田村亮 (俳優)|田村亮]])と共に火あぶりの刑にされかけるが、からくりの鶴([[笑福亭鶴瓶]])によって救出された(スペシャル『仕事人vsオール江戸警察』)。主水らと別れ、江戸を去った後の消息はつかめていない。
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== 解説 ==
*演じた鮎川いずみにとって、第12作『[[江戸プロフェッショナル・必殺商売人]]』、第14作『[[翔べ! 必殺うらごろし]]』に続き、(レギュラーとしての)必殺シリーズ3作目の登場となった『必殺仕事人』は初めて正式に裏稼業に関わることとなった<ref>過去のレギュラーでは仕事とは無関係なサブキャラクターであったり、旅の同行者に過ぎなかった)こととなった。</ref>
*中村主水シリーズの歴代のキャラクターの中では主水、秀に次ぐ多さの登場回数を誇る。
*鮎川は『必殺仕事人』20~29歳、から『激闘編』までの時期ほぼ女の結婚適齢期で過ごしており、加代とトラクロしている面で役柄から推測出来る思われただがか、某バラエティ番組で無知な女性アイドルタレントから「何で結婚しないんですか?」と聞かれムッとしたというエピソードがある。また、ある時は必殺の時代考証が行われた番組で「うち(必殺)の時代劇はいい加減ですからねえ」と番組の無茶ぶりを認めていた。
*『激闘編』の前夜祭として特番が放映され主要出演者の『夢の必殺』が紹介された。加代は如何様(いかさま)賭師であった。鮎川の希望と言うことになっている。
*上記の通り、加代は基本的に殺しには参加しないが、例外として殺しに手を掛けたことがある(『新・仕事人』第17話、『仕事人III』第2話(順之助のライデン瓶を借りる)、劇場映画『[[必殺! THE HISSATSU]]』、スペシャル『[[必殺仕事人ワイド 大老殺し 下田港の殺し技珍プレー好プレー|大老殺し]]』)。
*後に鮎川は、必殺シリーズの現代版でもある『[[ザ・ハングマン#ザ・ハングマン6|ザ・ハングマン6]]』『[[ザ・ハングマン#ハングマンGOGO|ハングマンGOGO]]』(いずれもアイリス・立花愛役)にレギュラー出演した。
*後にこの「依頼代行業」というポジションは、便利屋お玉(『[[必殺仕事人V・旋風編]]』『[[必殺仕事人V・風雲竜虎編|風雲竜虎編]]』)、お歌(『[[必殺剣劇人]]』)、花御殿のお菊(『[[必殺仕事人2007]]』『[[必殺仕事人2009]]』)へと受け継がれていった。しかし今でも、「最も代行人らしい代行人」として加代の人気は高い。
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*[[必殺! ブラウン館の怪物たち]](1985年)
*[[必殺! III 裏か表か]](1986年)
 
== 脚注 ==
<references />
 
{{必殺シリーズ}}