「Xデー」の版間の差分

Xデーは、元々は作戦予定日を意味する軍事用語であった。例えば、[[第二次世界大戦]]における連合国の[[ダウンフォール作戦|日本本土侵攻作戦]]の一部として、九州侵攻（「[[オリンピック作戦]]」）の作戦予定日が「Xデー」と呼ばれていた。似た軍事用語に「[[D-デイ]]」があり、たとえば[[ノルマンディー上陸作戦]]（[[1944年]][[6月6日]]）に用いられた。その後、長期化している人質事件の強攻策予定日という意味で警察治安機関でも用いられている。

又、死期が近い大人物の[[命日]]や重大事件で嫌疑がかけられている大人物の[[逮捕]]日、死期が近い大人物の[[命日]]にも用いられる。[[1988年]]から[[1989年]]にかけては、[[昭和天皇]]の崩御（実際の命日は1989年[[1月7日]]）が「Xデー」と呼ばれ、昭和天皇が吐血して倒れてから崩御直後まで、政府とマスコミが主導して「Xデー」と称した自粛ムードが起こった。[[1995年]]3月の[[地下鉄サリン事件]]後の[[強制捜査]]以降は一連の[[オウム真理教事件]]の首謀者である[[麻原彰晃]]の逮捕（実際の逮捕日は1995年[[5月16日]]）にも「Xデー」と言われた事がある。

*[[D-デイ事件]]