「設定 (パチスロ)」の版間の差分

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内容を1.5号機から5号機まで年表でまとめる
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上記のようにパチスロ機の設定はパチンコの釘同様に最終的な出玉に大きな影響を与えるが、パチンコでは釘の状態を目視でチェックし調整の状態を確認することが可能なのに対し、パチスロの場合は通常外部から目視で設定の状態を確認する手段がない。このためパチスロにおいては、通常の遊技の状況から台の設定を推測することがプレイヤーにとって重要な意味を持ち、これを業界では'''設定判別'''(せっていはんべつ)と呼ぶ。
 
=== 1.5号機~3号機===
一般的には通常時の小役出現率やボーナス確率など、メーカーから発表のある確率の中で設定ごとに差のある部分に着目し、その部分の実際の確率をカウンターなどを用いて計算して発表値と比較するという手法を用いることが多い。また[[ストック機]]の時代には、特定の設定でのみ特有の挙動を示す機種が多く(『[[南国育ち]]』の設定6ではボーナスが3連荘で終了することが多い、『[[回胴黙示録カイジ]]』の設定6は292ゲーム以内に98%以上の確率でボーナスを放出するなど、特に設定6ではボーナスの初当たり確率が高い反面、[[連荘]]しにくいという機種が多くあった)、その点で設定を判別するというパターンもよく見られた。
1.5号機時代は吸い込み式であったことから吸いこみの天井を利用した設定判別方法が存在した([[ニューペガサス]]等)
2号機に入ると完全確率方式へ移行したため設定判別が出来る機種がほとんど存在せず、3号機時代は全体が裏モノ化し中には[[トライアンフ]]のように設定の数が5000にも及ぶ裏モノ機種が存在した
 
=== 4号機===
5号機の時代に入り、『[[赤ドン]]』のようにボーナス中の液晶画面での演出の割合に設定差があるなど、出玉とは直接関係がない部分に設定差を設ける機種も登場してきた。
4号機時代に突入すると小役の高確率状態と低確率状態における小役確率の差(減算値)を利用した設定判別方法が登場。[[クランキーコンドル]]や[[花火]]等において若者が設定判別を実践した。中にはイプシロンRのように減算値を見極めることで6段階すべての判別ができた機種まで登場する。これら攻略法のほとんどが
* ビックボーナスを引き小役状態がリセットされた事が前提
* クレジットがオフにできる事が望ましい事
* 意図的に小役を外す目押し力が必要だった事
だったが試行回数が10回もあれば判別がほとんど可能であったため低設定に投資をしなくて済むという利点から効果は絶大であった。
店側はクレジットをオフできない状態にするなど対処をした。
しかし一部の店舗に出回った裏モノにこの設定判別方法は通用しない
 
その後レッツやスノーキーに見られるようなビックボーナス中の特定小役の出現率で設定を判別する方法が表れ現在5号機時代でも利用されている
 
=== 4.1号機===
4.1号機は設定6をエクストラ設定とした機種が多くあっという間に判別できた半面、その出玉性能の高さから店側は設定6を投入できず、設定6出ない事を見切ったお客は台を離れるため全体の売り上げが落ち結果低設定のみが設置されるという悪循環が起きた
 
=== 4.5、4.7号機===
4.5、4.7号機時代に突入すると特定の設定でのみ特有の挙動を示す機種が多く例として『[[南国育ち]]』の設定6ではボーナスが単発、2連荘、3連荘を繰り返す事が多い、『[[回胴黙示録カイジ]]』の設定6は292ゲーム以内に98%以上の確率でボーナスを放出する点で設定を判別するというパターンもよく見られた。
 
=== 5号機===
5号機時代に入り規定の改正から設定数を自由化する事ができたため当初メーカーからは2段階設定や4段階設定の機種が登場したが市場には浸透せず2010年現在は以前の6段階設定に回帰するメーカーがほとんどである。5号機に入ると通常時の小役出現率やボーナス確率など、メーカーから発表のある確率の中で設定ごとに差のある部分に着目し、その部分の実際の確率をカウンターなどを用いて計算して発表値と比較するという手法を用いることが多く見られた。そのため店側は小役カウンターの使用を禁止するホールまで登場した。また、『[[赤ドン]]』のようにボーナス中の液晶画面での演出の割合に設定差があるなど、出玉とは直接関係がない部分に設定差を設ける機種も登場してきた。
また、最近では[[携帯電話]]用のアプリケーションとして[[設定判別ツール]]を提供する会社も複数現れている。