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<!--{{Otheruses||イスラエルのフォークダンス曲のひとつ|アメン (フォークダンス)}} ※リンク先未執筆-->
 
{{Hiero|アメン|
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'''アメン'''(Amen 、[[エジプト語]]ラテン文字転写:imn 、{{lang-grc|Ἄμμων, Ἅμμων}} ({{lang-grc|Ámmōn, Hámmōn}}))は、[[古代エジプト]]の[[太陽神]]。'''アモン'''(Ammon)、'''アムン'''(Amun)と表記されることもある。
 
'''アメン'''(Amen 、[[エジプト語]]ラテン文字転写:imn 、{{lang-grc|Ἄμμων, Ἅμμων}} (Ámmōn, Hámmōn))は、[[古代エジプト]]の[[太陽神]]。'''アモン'''(Ammon)、'''アムン'''(Amun)と表記されることもある。
 
[[Image:Amun.svg|thumb|200px|アメン]]
 
== 概要 ==
元々は[[ナイル川]]東岸のテーベ(現・[[ルクソール]])地方の大気の守護神、豊饒神である。[[エジプト中王国|中王国]]時代[[エジプト第11王朝|第11王朝]]のメンチュヘテプ2世が[[テーベ]]を首都としてエジプトを再統一して以来、[[エジプト末期王朝|末期王朝]]時代の[[エジプト第30王朝|第30王朝]]までの1,700年余りにわたり、[[ラー]]神と一体化、「'''アメン=ラー'''」としてエジプトの歴史・文明の中心に位置し、'''エジプトの神々の主神'''とされた。[[エジプト第12王朝|第12王朝]]の王アメン・エム・ハト、[[エジプト新王国|新王国]]時代[[エジプト第18王朝|第18王朝]]の王[[ツタンカーメン|トゥト・アンク・アメン]]など歴代の[[ファラオ]]の名にも含まれている。
 
エジプト最大の神殿である[[カルナック神殿]]に祭られており、神殿の大列柱室などに見られる数々の壁画には、2枚の羽を冠した人物像として刻み込まれている。また牡羊として表現されることもある。[[世界遺産]]第一号である[[アブシンベル神殿]]内の至聖所に座するその像は、[[エジプト第19王朝|第19王朝]]のファラオであった[[ラムセス2世]]像とともに、春と秋の特定の日に1回ずつ、奥まで届く太陽の光によって照らし出されるようにするために、天文学的計算に基づいた配置となっている。
 
== 逸話 ==
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[[旧約聖書]]『[[エレミヤ書]]』46章25節には「万軍の主、イスラエルの神は言われた、『見よ、わたしはテーベのアモンと、パロと、エジプトとその神々とその王たち、すなわちパロと彼を頼む者とを罰する。』」([[口語訳聖書|口語訳]])という記述がある。
 
== 名祖・原典 ==
[[アンモナイト]]、[[アンモニウム塩]]、[[アンモニア]]などの[[語源]]にもなっている。アンモナイトは「Ammon(アモン神)+ -ites(…石)」から来ており、「アモンの石」の意。ほかに[[日本語]]でも「アモン貝」の異名がある。詳しくは「[[アンモナイト#呼称]]」を参照
アンモナイトは「Ammon (アモン神) + -ites (…石)」から来ており、「アモンの石」の意。ほかに日本語でも「アモン貝」の異名がある。詳しくは「[[アンモナイト#呼称]]」を参照。
 
また、アメン神を、[[ソロモン72柱]]の1柱である悪魔[[アモン (悪魔)|アモン]](Aamon)の原典と見る説もある。