「ヒマラヤ杉に降る雪」の版間の差分

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== その他 ==
制作に参加した[[エキストラ]]の多数が、実際に1940年代の[[日系人の強制収容]]所送りになった日系アメリカ人で構成されたこともあり、作品中において、日系人差別混じりの法廷の内容や日系人の強制収容所シーンを描くにあたって、小説原作作品ながら史実に基づいた仕上がりとなった作品と評されている。
 なお、Snow Falling on Cedars を邦題 ヒマラヤ杉に降る雪と訳していますが、これは植物学的には誤訳です。ヒマラヤスギは、マツ科ですが、その名の通り、ヒマラヤ周辺が産地で、最近は、世界中の公園などに植えられていますが、この映画の舞台となった米国のワシントン州オリンピック半島付近には、自然にはヒマラヤスギはありません。あの辺は、このヒノキ科のネズコ類Western Red Cedar( Thuja plicata 和名アメリカネズコ、ベイスギ)、やマツ科のトウヒSpruce (Pecea(Picea sp.)、の大森林地帯です。英和辞書が cedar をヒマラヤスギ(Cedrus deodora)やスギとしか訳していませんので、このような自然植生を理解してない映画の題になってしまいます。
 
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