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しまあじ (会話 | 投稿記録)
{{誰}}が貼られた日時:2010年3月7日02:12(UTC)
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生物の保全というのは、環境も含めた[[生態系]]の保全であり、特定の生物種だけを保護することは自然保護ではないという批判的意見は多い。実際、生物が自然の中で暮らすには、環境の保全が不可欠であり、ある生物だけ増やすことは、種の保護としては緊急避難的な保護であるとされる場合が多い。たとえば、特定の魚だけ殖やす(最近は[[めだか]]で多い)ことを保護活動と謳うケースは多いが、いくら殖やしても汚い川に放しては生きていけない。こういったことから、生物の保全と環境の保全は両輪であるという考え方は根強い(この辺のことについて詳しく知りたい方は→[[生態系]]参照)
 
また、飼育することが保護に繋がるという名目で野生動物を捕獲することは、捕獲圧を掛ける事になり、かえって種の保全に悪影響を与えているという批判もある{{誰|date=2010年3月}}。特に、アマチュア飼育者やそういった人に生物を提供する業者が捕獲することに対して多い批判だ。ほかに、累代飼育を続ければ続けるほど、野生種と遺伝的・形態的に差異がある個体が増える傾向があるという事実からも、人工繁殖より自然の保護を優先させてこそ、種の保全や[[遺伝資源]]の保全に繋がるとする意見もある。
 
しかし、野生種は絶滅寸前、あるいは既に絶滅してしまったという生物の中には、累代で飼育・栽培されているからこそ生き残っているという種、言い換えれば、水槽や植木鉢など人工的な空間の中しか生息場所が残っていない種というものも少なからず存在し、それらが[[ペット]]としては非常にポピュラーである場合も多い。具体例として、[[アカヒレ]]や[[カナリア]]、[[ゴールデンハムスター]]が挙げられる。