「遮蔽装置」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
10行目:
このような遮蔽プロセスからも分かるように、遮蔽装置には大量のエネルギーと精密なコンピュータ制御が必要である。さらに、遮蔽中は基本的に武器の使用はできない、遮蔽開始時と解除時には[[シールド (サイエンス・フィクション)|防御シールド]]を一時的に解除しなければならないなどといった問題もある。
 
しかし『[[スタートレックVI 未知の世界]]』では、遮蔽装置(当時の表記はまだ「透明偽装装置」)の作動中にも砲撃できたり、防御シールドの使用可能なクリンゴン戦闘艇『ダグロン』が登場する。このときには技術も向上し、景色のゆがみで見破ることも出来ないほどになっている。この戦闘艇の遮蔽装置を見破るには、超高感度スキャナーを持つU.S.Sエクセルシオールの到着を待たなくてはならなかったが、エクセルシオールの到着以前にスポック副長はエンタープライズのセンサーで、『ダグロン』のインパルス・エンジンのイオン排気をキャッチし、スポック副長とマッコイ艦医は[[光子魚雷]]にイオンセンサーを取り付ける改造を施し、『ダグロン』への魚雷の直撃に成功。そこへさらにエンタープライズとエクセルシオールの攻撃を受け、『ダグロン』は完全に破壊された。この戦闘艇は試作機の『ダグロン』一機のみであったため、『ダグロン』の遮蔽装置の技術は不明なままとなってしまった。
 
それでも、24世紀(TNG時代)においてもなお遮蔽した宇宙船は数十隻の宇宙船を用いて[[タキオン]]探知網を形成し、大規模な封鎖網を形成しない限り発見することは不可能なため、前述したリスクに見合った隠密行動ができる有用な技術となっている。