「ジュークボックス」の版間の差分

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1927年、Automated Musical Instrument Company(後のAMI)が、レコードを選択できるジュークボックスを発売して成功を収めた。1928年、自動ピアノを製造していた Justus P. Seepburg が、レコードプレーヤーとスピーカーを組み合わせ、硬貨を投入することで8枚のレコードから選んで演奏させることができるジュークボックスを開発した<ref>Carlisle, Rodney (2004). ''Scientific American Inventions and Discoveries'', p.357. John Wiley & Songs, Inc., New Jersey. ISBN 0471244104.</ref>。当初[[シェラック]]製の[[SPレコード|SP盤]]のレコードが主流だったが、1950年に45回転の[[レコード|EP盤]]が登場すると、そちらに移行した。
 
"juke box" という用語は、1940年ごろから[[アメリカ合衆国]]で使われはじめた。もともと、(西部劇によく出てくるような)飲食やギャンブルを楽しむ店を "juke joint" と呼んでおり、それが語源となっている。"juke" は[[ガラ]]の言葉「無法、騒々しい、悪い」といった味がある。元々は[[シエラレオネ]]あたりの西アフリカの[[ガラ語]]の言葉であり<ref>{{cite web|url= http://www.yale.edu/glc/gullah/06.htm|title=The Gullah:Rice, slavery, and the Sierra Leone connection|author=Joseph A. Opala |accessdate=2009-12-09}}</ref>、[[ウォロフ語]]の ''dzug''、[[バンバラ語]]の ''dzugu'' と同族である<ref>{{cite web|url= http://dictionary.reference.com/browse/juke+house?jss=0|title=Juke house|publisher=Dictionary.com |accessdate=2009-12-09}}</ref>
 
ジュークボックスの中でも、ウォールボックス型が最も高収益だった。客が席にある装置で曲を選ぶと、壁に設置されたジュークボックスが遠隔制御で演奏を開始する方式である。例えば1949年に登場した Seeburg 3W1 は100曲を内蔵できる Model M100A ジュークボックスを使っていた。1960年代には[[ステレオ]]が主流となり、この時代のウォールボックスでは客の席にある装置にもスピーカーを内蔵し、サンプルが聞けるようになった。なお、このころEP盤はほとんど製造されず、代わりにジュークボックス専用に "little LP" と呼ばれるレコードが製造されていた。これは、EP盤と同じ大きさだが33回転であり、当時のジュークボックスの機構で使えるようになっていた。