「ローズ・ピアノ」の版間の差分

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1960年代には製造が開始されているが、まだ生産数も少なかった事や非常に重かった事、ピアノの代用品としてはあまりにもかけ離れた音であった事により、広くは使われなかった。[[ドアーズ]]の[[レイ・マンザレク]]が、低音域32鍵のバージョン「ピアノ・ベース」でベースラインを弾いていたのと、[[ビートルズ]]のアルバム「[[レット・イット・ビー]]」で[[ビリー・プレストン]]が初期型(Silver Top: 天板が銀)のスーツケース・ピアノを演奏していたのが最も有名な例だろう。1970年代中盤になってから、それまで多く使われていた[[RMIエレクトラピアノ]]やウーリッツァーなどに代わり、ロックやジャズで広く使用される様になった([[#使用例|使用例]]を参照)。1973年、「ローズ」のブランドはフェンダーから独立する(尤も、フェンダーと同じ[[CBS]]傘下であった){{要出典|date=2010年1月}}。1975年頃、ブランド名が"Rhodes"に変更されロゴマークから"Fender"の文字が消えたため、以降のモデルは「'''ローズ・エレクトリック・ピアノ'''」或いは「'''ローズ・ピアノ'''」と呼ばれる。1980年代中盤に[[ヤマハ]]から[[ヤマハ・DXシリーズ|DX7]]が発売され、ローズを模したクリスタルのようなエレクトリックピアノのトーンが人気を博すまではクロスオーバーバンドでの必需品ともなった。電子キーボードが主流となった現在も尚、[[スムーズ・ジャズ]]を初め幾つかのジャンルで使用される事がある。
 
現在でもローズの音を求める演奏家は多く、ビンテージのローズを買い求める人は多い。全盛期の生産数は多かったので、プレミア価値は他の楽器と比べて少ないが、1台ごとの性格の違いが大きいので注意されたい。多くの[[電子ピアノ]]や[[シンセサイザー]]にローズのサンプリング音が内蔵されている他、サンプリング・ライブラリーも多数販売されている。また、2006年には遂に、ローズ・ブランドでの新型エレクトリックピアノ「ローズ Mark 7」が発表された。日本では2009年9月から[[山野楽器]]が総代理店としてMark 7の販売を開始した。輸入一号機の所有者は[[山下達郎]]である。同氏のライブ「山下達郎パフォーマンス2010」の中で披露された『潮騒』の中でそのエピソードが語られた。
 
== 原理 ==