「田山力哉」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
著作の追加および経歴
6行目:
一方、評論活動以外には、映画・テレビドラマでの[[カメオ出演]]を積極的に行い、映画関係者を描く[[小説]]を執筆した。
 
[[1984年]]に[[肝硬変]]、[[食道]][[動脈瘤]]で倒れたが奇跡的に回復する。[[1997年]][[3月23日]]、肝硬変不全にて死去。享年66
 
田山の没後、[[日本映画批評家大賞]]内の 国際活動賞に(田山力哉賞)の副名称がつけられている。
 
== 親族 ==
12 ⟶ 14行目:
 
== 北野武との関係==
前述のように評論スタイルは徹底的に辛口で、特に[[ビートたけし|北野武]]監督とは、『[[週刊文春]]』誌上やテレビを通じて、激しい舌戦を展開した<ref>田山力哉『辛口シネマ批評 これだけは言う』[[講談社]]、1995年、pp.139,195-196</ref>。
 
1990年に北野武が当時の最新作『[[3-4X10月]]』を監督した際には、北野がタレント・ビートたけしとして司会だったテレビ番組『[[ビートたけしのTVタックル|どーする!?TVタックル]]』の[[1990年]][[11月12日]]放送の回にゲスト出演した。その回のテーマは「映画監督の逆襲」で、田山は1人で低い位置の被告席に座らされて、高いひな壇に座る[[大島渚]]ら5人の映画監督に集中攻撃を受けて孤軍奮闘した<ref>「座談会 同時代監督への共感と、破滅志向と、酒と…」『さよなら映画、また近いうちに』キネマ旬報社、1997年、p.321。</ref><ref>『辛口シネマ批評 これだけは言う』pp.20-21</ref>。
23 ⟶ 25行目:
 
==著作作品==
*『海外の映画作家たち:創作の秘密』([[ダヴィッド社]],1971年)
*田山力哉のカンヌ映画祭
*『映画写真集 菅原文太』(芳賀書店,1972年)
*わが青春の映画史
*『シネアルバム・11 岩下志麻』(芳賀書店,1972年)
*日本映画俳優全史
*『シネアルバム・14アラン・ドロン』(芳賀書店,1973年)
*映画館へのひとり旅
*『シネアルバム・21ナタリー・ドロン』(芳賀書店,1974年)
*辛口シネマ批評 これだけは言う
*『フランス映画史 : 「巴里の屋根の下」から「アメリカの夜」まで フィルム・アートシアター』(芳賀書店,1974年)
*ニューシネマの映画作家たち
*『菅原文太 : 野良犬の怨念』(芳賀書店,1974年)
*小説[[浦山桐郎]] 夏草の道
*『実用洋画名セリフ入門』([[学習研究社]],1974年)
*さよなら映画、また近いうちに
*『泣けてくる101のシーン実用洋画名セリフ』(学習研究社,1974年)
*ニューシネマの映画作家たち : 創作の秘密』(ダヴィッド社,1974年)
*『日本の映画作家たち : 創作の秘密』(ダヴィッド社,1975年)
*岡田晋と共著『世界の映画作家・29フランス映画』(キネマ旬報社,1975年)
*『日本の映画作家たち : 創作の秘密. 2』(ダヴィッド社,1976年)
*猪俣勝人と共著『世界映画俳優全史. 女優篇』([[社会思想社]],1977年)
*猪俣勝人と共著『世界映画俳優全史. 男優編』(社会思想社,1977年)
*猪俣勝人と共著『日本映画俳優全史. 女優編』(社会思想社,1977年)
*猪俣勝人と共著『日本映画俳優全史. 男優編』(社会思想社,1977年)
*わが青春の映画史』([[三省堂]],1977年)
*『日本のシナリオ作家たち : 創作の秘密』(ダヴィッド社,1978年)
*『映画に学ぶフランス語』([[三修社]],1978年)
*猪俣勝人と共著『日本映画作家全史. 上』(社会思想社,1978年)
*猪俣勝人と共著『日本映画作家全史. 下』(社会思想社,1978年)
*猪俣勝人と共著『世界映画作家全史. 上』(社会思想社,1979年)
*猪俣勝人と共著『世界映画作家全史. 下』(社会思想社,1979年)
*『わが体験的日本娯楽映画史. 戦後編』(社会思想社,1979年)
*『新しい映画づくりの旗手たち』(ダヴィッド社,1980年)
*『映画はどこへゆく : 日仏シネマ衰退史』(三修社,1980年)
*『わが体験的日本娯楽映画史. 戦前編』(社会思想社,1980年)
*『アメリカン・ニューシネマ名作全史』(社会思想社,1981年)
*『フランスの映画作家たち : 人生をみつめる映像』([[白水社]],1982年)
*『ヨーロッパ・ニューシネマ名作全史』(社会思想社,1982年) 
*『市川雷蔵かげろうの死』([[講談社]],1982年)ISBN 4061193759
*『シネアルバム・95菅原文太 : 野良犬の怨念』(芳賀書店,1982年)ISBN 4826100957
*『六大学野球は最高 : 広岡・長島・江川・そして…』(社会思想社,1983年)
*『世界映画名作全史. ニューシネマ篇』(社会思想社,1984年)
*『いっぺえやっか : 伴淳・その芸と女と涙』(国際情報社,1984年)ISBN 4771701180
*『カンヌ映画祭35年史』(三省堂,1984年)ISBN 4385348650
*『世界映画俳優全史. 現代編』(社会思想社,1986年)ISBN 4390111736
*『日本映画俳優全史. 現代編』(社会思想社,1986年)ISBN 4390111744
*『千恵蔵一代』(社会思想社,1987年)ISBN 4390602950
*『映画小事典]』(ダヴィッド社,1987年)ISBN 4804801863
*『市川雷蔵かげろうの死』(社会思想社,1988年)ISBN 4390112597
*『伴淳三郎道化の涙』(社会思想社,1988年)ISBN 4390112600
*『映画祭へのひとり旅』(白水社,1988年)ISBN 4560032408
*『日本映画名作全史. 現代編2』(社会思想社,1988年)ISBN 4390112759
*『ヨーロッパ・ニューシネマ名作全史. 2』(社会思想社,1989年)ISBN 4390112988
*『現代ヨーロッパ映画の監督たち』(社会思想社,1990年)ISBN 4390113585
*田山力哉のカンヌ映画祭』(三省堂,1991年)ISBN 4385348669
*『田山力哉の映画恋愛論 : 名セリフ名シーン101』(社会思想社,1991年)ISBN 4390114115
*『現代日本映画の監督たち』(社会思想社,1991年)ISBN 4390113593
*『田山力哉の映画人生論 : 名セリフシーン80』(社会思想社,1992年)ISBN 4390114123
*『千恵蔵一代』(社会思想社,1992年)ISBN 4390114328
*『夏草の道 : 小説浦山桐郎』(講談社,1993年)ISBN 4062066300
*『これだけは言う : 辛口シネマ批評』(講談社,1993年)ISBN 406206619X
*『アメリカン・ニューシネマ名作全史. 3』(社会思想社,1993年)ISBN 4390115510
*『世界映画俳優全史. 現代編 2』(社会思想社,1994年)ISBN 4390115197
*山根祥敬と共著『決定版名作外国映画コレクション1001』(講談社,1994年)ISBN 4062560739
*『ヨーロッパ・ニューシネマ名作全史. 3』(社会思想社,1994年)ISBN 4390115596
*『小説浦山桐郎 : 夏草の道』(講談社,1996年)ISBN 4062633809
*『巴里シネマ散歩』(社会思想社,1996年)ISBN 4390604104
*『脇役の美学』(講談社,1996年)ISBN 4062083086
*さよなら映画、また近いうちに』(キネマ旬報社,1997年)ISBN 4873762065
 
==カメオ出演作品==
39 ⟶ 95行目:
 
==受賞歴==
*キネマ旬報読者賞(1992年、1996年)
*日本映画ペンクラブ功労賞(1995年)
 
== 出典 ==
50 ⟶ 106行目:
[[Category:1930年生]]
[[Category:1997年没]]
[[Category:兵庫県出身の人物]]
[[Category:神戸市出身の人物]]