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'''ドラウプニル'''({{lang-non|Draupnir}})は、[[北欧神話]]において[[オーディン]]が持つとされる[[金|黄金]]の[[腕輪]]。ドラウプニルの語義は「滴るもの」で、「dropi」(雫)、「driupa」(滴る)と関連する語である<ref>『エッダ 古代北欧神謡集』68頁(『スキールニルの旅』訳注)</ref>。その名の通り9夜ごとに同じ重さの腕輪を8個滴り出すとされる<ref name="shiboho41-43" /><ref name="hokuoh103-111" />。
 
ドラウプニルは、[[ドワーフ#北欧神話のドワーフ|ドヴェルグ]](小人)の[[ブロックとエイトリ|シンドリとブロック]]によって、[[フレイ]]神の金の猪[[グリンブルスティ]]、[[トール]]神の[[ミョルニル]]の鎚と一緒に創り出され、オーディンの所有物となった<ref name="shiboho41-43">『「詩語法」訳注』41-43頁。</ref><ref name="hokuoh103-111">『北欧神話物語』103-111頁(10章『神々の宝物』)。</ref>。
 
[[バルドル]]が死んだ際、バルドルの遺体と共に[[薪]]の上に置かれ荼毘に付されたが、後にバルドルを取り戻すべく[[ヘルモーズ]]が[[ヘルヘイム]]に出向くと、バルドルはオーディンへ記念として渡してほしいとこれを預けた<ref>『エッダ 古代北欧歌謡集』272-273頁(『ギュルヴィたぶらかし』49章)</ref><ref name="hokuoh235-250">『北欧神話物語』235-250頁(29章『バルドルの死』)。</ref>。