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Gray nova (会話 | 投稿記録)
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米ソの[[宇宙開発競争]]が熾烈さを増す[[20世紀]]後半のある日、巨大な円盤状の宇宙船多数が世界各国の首都上空に出現する<ref>冒頭部分は[[1990年]]の新版において、クラーク自身によって書き直され、二十一世紀のある日、多国籍の火星探査隊出発目前という設定に変更された上で、第1部第1章に編入されている</ref>。
===第1部「地球とオーバーロードたちと」===
宇宙船に搭乗する宇宙人の代表は、電波を通じて自分はカレルレンという名であること<ref>カレルレンの名は、創元推理文庫版および新潮文庫『太陽系オデッセイ』収録の短編小説「守護天使」 では”カレレン”、また光文社古典新訳文庫版では”カレラン”と表記されている。原著の[[スペル]]は''Karellen''である。</ref>、今後地球は自分たちの管理下に置かれること、などを電波を通じて宣言する。カレルレンは[[国際連合]]事務総長ストルムグレンを通じて地球を実質的に支配し、その指導の下、国家機構は解体してゆく。地球人はこの宇宙人を「オーバーロード(上帝)」と呼んだ。ストルムグレンは地球人としてはただ一人、オーバーロードの宇宙船に立入りを許されたが、オーバーロードは決して生身の姿を見せようとしない。ストルムグレンの定年退官直前、カレルレンは「50年後に生身の姿を公開する」ことを約束する。ストルムグレンはカレルレンの姿を見ようと一計を案じ、退官の日に実行するが、その結果については黙して語らなかった。
 
===第2部「黄金時代」===