「歌会始」の版間の差分

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その後、「皇后宮御歌」(きさいのみやのみうた―[[皇后]]の歌)が2回、「[[御製]]」(おほみうた―[[天皇]]の歌)が3回繰り返して講ぜられる([[皇太后]]が健在時には、皇后宮御歌に先立って「皇太后宮御歌」(おほきさいのみやのみうた)が講ぜられる)。
 
なお、皇太后宮御歌、皇后宮御歌、御製が講ぜられる直前には、まず、講師がその年のお題を読み上げ、「…ということを詠ませたまえる御製(おおみうた)」などと講師が言うと、天皇以外の出席者が全員起立して御製を拝聴するのが習わしとなっている。
 
これらの歌を講ずる披講所役は、司会にあたる読師(どくじ・1人)、最初に節を付けずに全ての句を読み上げる講師(こうじ・1人)、講師に続いて第1句から節を付けて吟誦する発声(はっせい・1人)、第2句以下を発声に合わせて吟誦する講頌(こうしょう・4人)からなる。これらの所役は「披講会」という団体に属する旧[[華族]]の子弟が[[宮内庁式部職]]の嘱託として務める。