削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: hr:Povjerenje
後付の典拠付けと、少し加筆。
6行目:
----
 
'''信頼'''(しんらい)とは、相手を[[信用]]し、頼りにすること。{{要出典範囲|date=2010年12月|信用が、「悪いようにはしないだろう」程度の消極的な人間関係であるのに対し、「自分の味方になってくれる」との、積極的な意味合いがある。}}<!--- 否定するつもりではなく、求む情報源/典拠付け。 --->
 
==社会学・社会心理学・心理学における信頼==
[[乳児]]期・[[幼児]]期の[[発達課題]]に、信頼の獲得があり、これに失敗すると、生涯他者を信用することを躊躇するという。
 
社会学者[[ニクラス・ルーマン]]が自著で、信頼概念の社会学的分析の必要性を訴えた後、[[アンソニー・ギデンズ]]や社会心理学者たちの研究が増加した。現在[[リスク]]研究などの分野でも、信頼は重要な分析概念である。
 
社会心理学者[[山岸俊男]]は『信頼の構造』(1998年)で、「相手が自分を搾取しようとする意図をもっていないという期待」のうち、相手が自分を搾取しようとすることが相手自身にとっての不利益になるからそうしないだろうという期待、すなわち「相手の自己利益の評価」にもとづく期待を「安心」(assurance)、「相手の人格や相手が自分に対してもつ感情についての評価」にもとづく期待を「信頼」(trust)として、安心と信頼を区別して考察する。<ref name=p31-53>『信頼の構造』 pp.31-53 信頼概念の整理</ref>
 
<TABLE border="1">
<TR>
<TD>
<TABLE border="1">
<TR>
<TD colspan="5">自然の秩序に対する期待</TD>
</TR>
<TR>
<TD rowspan="6">道徳的秩序に対する期待</TD>
<TD colspan="4">相手の能力に対する期待</TD>
</TR>
<TR>
<TD rowspan="5">相手の意図に対する期待</TD>
<TD colspan="3">安心 - 「相手の自己利益の評価」にもとづく期待</TD>
</TR>
<TR>
<TD rowspan="4"><B>信頼</B><信頼する側の特性> - 「相手の人格や相手が自分に対してもつ感情についての評価」にもとづく期待</TD>
<TD colspan="2"><B>人間関係的信頼</B>(情報依存的信頼)</TD>
</TR>
<TR>
<TD rowspan="3"><B>人格的信頼</B></TD>
<TD><B>個別的信頼</B>(情報依存的信頼)</TD>
</TR>
<TR>
<TD><B>カテゴリー的信頼</B>(情報依存的信頼)</TD>
</TR>
<TR>
<TD><B>一般的信頼</B></TD>
</TR>
</TABLE>
</TD>
</TR>
<TR>
<TD>信頼性<信頼される側の特性></TD>
</TR>
</TABLE>
<ref name=p31-53>『信頼の構造』 pp.31-53 信頼概念の整理</ref>
 
==経営学における信頼==
経営学関係では、信頼(Confidence)を利益より上位目的とする[[共生マーケティング]]とそのフレームワークとしての[[7Cs COMPASS MODEL]]がある。これは、企業と消費者、日本と世界、人間と自然が共生するマーケティングであり、[[消費者]]や[[企業の社会的責任]](CSR)、[[顧客満足]](CS)を重視したマーケティングである。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>
 
== 参考文献==