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=== ア・バオア・クー攻略戦 ===
*漫画『光芒のア・バオア・クー』(以下、『光芒』)では本文中と異なる時系列が見られる。
==== 序章 ====
0079年12月31日0時00分、現地の最高指揮官であるレビル将軍を失った地球連邦軍の遠征部隊は本部と協議の結果、ソーラ・レイの再使用対策と迅速かつ決定的な戦果の獲得等の条件を鑑み、元計画ではア・バオア・クーをやり過ごして直接ジオン本国へ侵攻する星一号作戦の計画を修正し攻略目標をア・バオア・クーに変更、作戦開始時間を大幅に繰り上げる形で星一号作戦の強行を決定した。
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同日5時00分、地球連邦軍は残存部隊の再編成を完了しここに一年戦争最後の戦いの幕が切って落とされようとしていた。
 
*『光芒』ではギレンの演説は9時00分、連邦軍の艦隊再編は11時00分としている。
==== 作戦開始 ====
地球連邦軍は、ソーラ・レイの被害を受けなかった第二、第三大隊をジオン公国本土を臨むNフィールドへ、被害を受けた第1大隊と[[ホワイトベース]]をルザル艦隊として地球を臨むSフィールドに向かわせた。Eフィールドにも別動隊が向かった。Eフィールドにおける戦力比は連邦6、ジオン1であった<ref>『機動戦士ガンダム MS IGLOO-黙示録0079-』第3話「雷鳴に魂は還る」カスペン大佐の発言より</ref>。
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これに対してジオン軍はギレンとキシリアが自ら指揮を執り、Nフィールドに戦力を集中させると共に的確な防衛管制でパブリク隊を撃退し、ドロス級大型空母を全面的に前へ出してきた。
 
*『光芒』では13時20分に作戦開始としている。
==== ギレン総帥の戦死 ====
当初ジオン軍では、Nフィールドへの地球連邦軍主力の攻撃を退けて優位にたっており、勝利の兆しが見えたとする余裕すらジオン軍司令部には見られた。
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ア・バオア・クー防衛司令部から戦闘中の各艦艇に指揮系統の機能停止と今後の自由行動を指示する命令が下ったのはこの頃と思われる。これは事実上の停戦命令(キシリア少将は生前、自身の脱出から15分後に降伏を打診することをトワニングに命じていた)であったが、残存艦艇の多くが未だ維持されていたEフィールドからの突囲撤退を試みたために、連邦軍の攻撃はその後もしばらく停止されなかった。
 
*『光芒』ではギレン死亡を21時30分、ドロス艦隊激ははその前としている。なお、ホワイトベースのクルーが敵の動きが緩んだと感じたのは22時15分としている。キシリアのザンジバル撃沈は23時20分としている。
==== 終戦 ====
0079年12月31日18時00分、ア・バオア・クーでの戦闘が続く中、ジオン公国の[[機動戦士ガンダムの登場人物 ジオン公国軍 (た行-わ行)#ダルシア・バハロ|ダルシア・バハロ]]首相は、デギン公王から生前に受けていた内密の依頼によってジオン公国を共和制に移行し、サイド6を通じて地球連邦政府へ終戦協定の締結を打診した。一方、地球連邦軍もこの戦いで戦力を全て使い切ってしまい、続いて行う予定であったグラナダやジオン本国への侵攻ができなくなっていた。