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{{Infobox 山
|名称= マヨン Mayon
|画像= [[画像ファイル:Mayon.jpg|300px]]</br>マヨン火山
|標高= 2,462
|座標= {{ウィキ座標度分秒|13|15|24|N|123|41|6|E|||}}
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マヨン火山のシンメトリカルな円錐型は[[火砕流]]と[[溶岩流]]の繰り返しによって作り出された。マヨン火山はフィリピンで最も活動的な火山であるが、これは[[フィリピン海プレート]]と[[ユーラシアプレート]]の境界に位置し[[マグマ]]の形成が盛んな場所にあるためである。
 
マヨン山は17世紀から21世紀初頭までの400年に50回も噴火している。記録に残る最も破壊的な噴火は[[1814年]][[2月1日]]に起こった。溶岩流が山から10kmのカグサワという街を埋めて1,200人の死者を出した。現在、当時の街があった場所には教会の鐘楼しか残っていない。
 
[[1984年]]9月の噴火では、最初の小規模な噴火で住民が避難してから数週間後に大噴火が起きたが犠牲者は出なかった。避難していた住民たちが帰宅を望んだが、フィリピン火山地震研究所 (PHIVOLCS) のレイモンド・ブノンパヤンと[[アメリカ地質調査所]] (USGS) のクリス・ニューホールという2人の火山学者が噴火はまだ終わっていない可能性があるとして避難解除を認めず、結果的に多くの人々を救った。この2人は[[1991年]]の[[ピナトゥボ山]]噴火でも協力している。
最近では[[1993年]]の突然の大噴火による火砕流で大勢の犠牲者を出し、[[2000年]]、および[[2006年]]8月にも噴火を起こした。現在[[ハザードマップ]]が作成され、その危険情報を元に火砕流などの恐れのある場所は土地の利用規制が行われているが、現地は貧しく、危険地帯として指定された場所で耕作せざるを得ない状況がある。[[2009年]]にも噴火し、[[12月14日]]には住民への避難勧告がなされている[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000445-reu-int]。
 
最近ではしかし[[1993年]]には突然の大噴火による火砕流で大勢の犠牲者を出し、[[2000年]]、および[[2006年]]8月にも噴火を起こした。現在[[ハザードマップ]]が作成され、その危険情報を元に火砕流などの恐れのある場所は土地の利用規制が行われているが、現地は貧しく、危険地帯として指定された場所で耕作せざるを得ない状況がある。[[2009年]]にも噴火し、[[12月14日]]には住民への避難勧告がなされている[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000445-reu-int]。
 
レガスピ市と[[千葉県]][[銚子市]]は姉妹都市であり、銚子市の[[犬吠埼]]近くに立つ「日比友愛の碑」はマヨン山の方向を向いて建っている。
 
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画像ファイル:Pyroclastic flows at Mayon Volcano.jpg|1984年9月23日、上空15,000mまで噴煙を上げ、火砕流を発生させるマヨン火山
画像ファイル:MayonVolcano.jpg|平時のマヨン山
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|id = ISBN 978-4-621-07902-7
}}
* 『火山に魅せられた男たち』([[ディック・トンプソン]]、[[山越幸江]]・訳、[[地人書館]]、ISBN 4-8052-0726-4)
 
== 外部リンク ==
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{{大規模火山災害}}
 
{{DEFAULTSORT:まよんさん}}
 
[[Category:フィリピンの山]]
[[Category:アジアの火山]]