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===参加型TAの実践===
日本における参加型TAは概ね手法の実践に主眼が置かれており、政策決定との結びつきや運営の財源などに課題を抱えている。参加型TA手法の実践は、1998年に「科学技術への市民参加」研究会が遺伝子治療をテーマとして[[コンセンサス会議]]の試行を行ったのが始まりである。翌99年には、同研究会が高度情報社会をテーマとした2度目の試行をした。この試みはマスメディアなどを通じて幅広い社会的関心を集め、2000年には、遺伝子組換え農作物をテーマとしたコンセンサス会議が、[[農林水産省]]の委託を受けた[http://web.staff.or.jp/ 農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)]によって開催された。STAFFでは、2001年から2003年にかけて、コンセンサス会議の手法をベースとした遺伝子組換え作物についての市民会議をさらに3回にわたって開催している。
をさらに3回にわたって開催している。
 
科学技術庁の助成によるヒトゲノム研究をテーマとしたコンセンサス会議が2000年に行われ、その後も、参加型手法の開発を主なテーマとする大型研究プロジェクトが複数行われ、'''シナリオワークショップ'''や'''ハイブリッド型会議'''、コンセンサス会議をアレンジした'''ディープダイアローグ'''といった手法の社会実験が積み重ねられてきた。
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題 : 北海道「GM コンセンサス会議」の経験から」『科学技術コミュニケーション』1号、84-95頁。</ref>。
 
2007年、大阪大学コミュニケーションデザイン・センターを中心とした「市民と専門家の熟議と協働のための手法とインタフェイス組織の開発 」研究開発プロジェクト(でこしすプロジェクト)が立ち上がり、TAと[[サイエンスカフェ]]、市民と専門家の評価を統合した'''統合的pTA'''の社会実験が行われている。
 
2008年9-10月、未来の食品や食品へのナノテクノロジーへの応用について考える[http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/nanotri/ ナノトライ(NanoTRI)]と題した3つのイベント(ミニ・コンセンサス会議、グループインタビュー、[[サイエンスカフェ]])が行われた。
 
2009年9月26日、地球温暖化問題に関する世界市民会議(WWViews)という市民参加型TAが開催された。これは2009年12月にデンマーク・コペンハーゲンにおいて開催される[[第15回気候変動枠組条約締約国会議|COP15]]に対して、世界市民の観点で、今後の地球温暖化問題に対して取り組むべき課題を提示するために、世界の国と地域で、同じ日に、同じ情報資料に基づき、同じ問いについて、同じ手法を用いて議論するものである。日本では、「World Wide Views in Japan 実行委員会」が主体となって、京都で開催された<ref>[http://wwv-japan.net/ World Wide Views in Japan〜日本からのメッセージ:地球温暖化を考える〜]</ref>。