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'''ギルダー'''({{lang-en-short|guilder}}、{{lang-nl-short|gulden}})は、[[15世紀]]から[[2002年]]まで使われていた[[オランダ]]の[[通貨]]単位。略号はNLG({{lang-en-short|Netherland Guilder}})。国際金融市場での通貨表記には NLG が使われた反面、オランダ国内での表記はもっぱら '''Hfl.'''を使用したが、これは、旧名の'''[[フローリン]]''' ({{lang-nl-short|florijn}}) に由来する。
 
==概要==
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==歴史==
[[1252年]]に初めて[[イタリア]]の[[フィレンツェ]]で[[フローリン金貨]] (fiorino d'oro) の鋳造が開始され、ヨーロッパ中に流通することになったが、その技術力を買われて、オランダや[[ドイツ]]諸侯国、[[ポーランド]]など複数の国の金貨がフィレンツェで鋳造され、これが、fl. あるいは ƒ であらわされることになった。
 
国により貨幣価値は様々であり、[[1709年]]当時[[イギリス]]の1[[UKポンド|ポンド]]と11ギルダー、22ストゥイベル(stuivers)、6ペニーが同等の価値であった。さらには、6ドイツグルデン (gulden) 、40クロイツァー (kreuzer) や13ポーランドグルデン (gulden) 、6グロシュ (grosz) が同じ価値であった。<br>
後に1フローリン=20ストゥイベル=60クロイツァー、10フローリン=1ポンド、8フローリン=20フラン=4ドルなどとなった。
 
[[ハンガリー]]では、ギルダーはフィレンツェから[[フォリント]]と呼ばれることになり、現在でも通貨単位として使われているが、[[2010年]]ごろにユーロに参加予定である。
 
ギルダーから様々な貨幣が派生した。かつて使われていたダアルダー (daalder) は、1.5ギルダーと同価値であり、ドイツで流通していた[[ターレル]] (thaler) から名前が取られている。
 
==ギルダー銀貨==
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[[Image:1GL1897.jpg|thumb|240px|少女時代のウィルヘルミナ女王を描いた1ギルダー銀貨1897年銘]]
:ウィルヘルミナ女王は若くして(10歳)で即位し、58年間在位したので、ギルダー銀貨には4種類の肖像が見られる。
:1892年~1897年までは、髪を下ろした少女時代の肖像(girl head)(girl head) 。親政開始の1898年にはティアラをつけた若い頭像(young head)(young head) で1909年まで発行。1910年~1917年までは成年像(mature head)(mature head) のタイプで発行。1922年から1945年は老年像(old head)(old head) で発行された。
:直径28ミリ、品位.945、量目10グラムであったが、老年像の銀貨以降品位が.720に引き下げられた。