「カヴール (空母)」の版間の差分

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|[[ハリアー II (航空機)|AV-8B]]、[[F-35 (戦闘機)|F-35B]]||style="white-space:nowrap;"|12機
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|[[アグスタウェストランド EH101AW101|EHAW 101]]、[[NH90 (航空機)|NH90]]、[[SH-3 シーキング|SH-3D]]||8機
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|rowspan=4|<small>[[レーダー]]</small>
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== 艦歴 ==
「[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]」の竣工直後より、イタリア海軍は2隻目の[[軽空母]]の保有を計画した。「ジュゼッペ・ガリバルディ」が「[[ヴィットリオ・ヴェネト (ヘリコプター巡洋艦)|ヴィットリオ・ヴェネト]]」など[[ヘリ空母#ヘリコプター巡洋艦・駆逐艦|ヘリコプター巡洋艦]]の延長線上で開発されたのに対し、この2隻目の軽空母は[[揚陸艦]]任務も重視して[[ウェルドック]]を設置するなど、[[強襲揚陸艦]]に近いものとして構想されていた。

90年代中ごろになると、この計画はNUM({{lang|it|Nuova Unità Maggiore}}: 新型大型艦)として具体化した。96-97年版の[[ジェーン海軍年鑑]]で掲載された設計はスペイン海軍の「[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]」に近く、20,100トンの[[制海艦]]として軽空母任務を重視したものとなっており、艦名は「ジュゼッペ・マツィーニ」(Giuseppe Mazzini)が予定されていた。しかし、続く97-98年版においては、むしろ[[アメリカ海軍]]の[[タラワ級強襲揚陸艦|タラワ級]]を小型化したような14,000トンの強襲揚陸艦となり、98-99年版では28,000トンに大型化して、艦名は「[[ルイージ・エイナウディ]]」とされた。この案では、主機は[[ゼネラル・エレクトリック LM2500|LM2500]][[ガスタービンエンジン]]2基による[[COGAG]]方式、速力は25ノット、ウェル・ドックも備えることとされていた。その後、2001-02年版で、主機を2基増やして速度を30ノットに強化、ウェル・ドックも廃した軽空母として再度変更され、この案で発注が行なわれた。
 
イタリアの造船会社[[フィンカンティエリ]]が受注し、[[セストリ・レヴァンテ]]に所在するリヴァ・トリゴーゾ造船所で、2001年7月17日に起工した。この時点での艦名は「ルイージ・エイナウディ」であったが、建造途中に艦名は「[[アンドレア・ドーリア]]」に変更され、2004年7月20日に進水した。艤装中、さらに艦名は「カヴール」と変更されて、就役した。
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また、本艦は、SADOCシリーズの[[戦術情報処理装置]]を備えており、[[リンク 16]]に対応している。
 
== 関連項目 ==
{{commons|Category:Cavour_(550)}}
*[[イタリア海軍艦艇一覧]]
*[[航空母艦]]
*[[軽空母]]
*[[強襲揚陸艦]]
 
== 参考文献 ==
113 ⟶ 108行目:
|pages=88-91頁
|publisher=海人社}}
 
== 関連項目 ==
*[[イタリア海軍艦艇一覧]]
*[[航空母艦]] / [[軽空母]]
*[[揚陸艦]] / [[強襲揚陸艦]]
 
==外部リンク==
{{commons|Category:Cavour_Cavour (550)}}
*[http://www.marina.difesa.it/programmi/portaerei.htm イタリア海軍]
**[http://www.marina.difesa.it/diario/2004/cavour2/index.asp 船体結合完了を報じたイタリア海軍の記事]