「可変バルブ機構」の版間の差分

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== バリエーション ==
=== 1カム・タイプ(カム形状固定型) ===
[[Imageファイル:NISSAN VQ35HR - CVTC and eVTC.jpg|thumb|280px|right|日産・CVTC、eVTC(位相変化型)]]
; 位相変化型(タイミング可変・リフト固定)
:現在最も普及している可変バルブ機構。[[クランクシャフト]]に対して[[カムシャフト]]を進角・遅角させることで、バルブタイミングを変化させる。リフト量は変化しない。主に[[バルブオーバーラップ]]を最適にコントロールするために使用される。作動方式には潤滑系のオイル圧力を使用するものと電力(磁力)によるものがある。当初は吸気側のみを可変としたものが主流であったが、2000年代中盤からは[[日本車]]の中~大排気量エンジンを中心に排気側にも普及し、2010年代以降は安価な小排気量車でも吸排気の双方に装備されるものが多くなっている。
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=== 複数カム切り替えタイプ(カム形状可変型) ===
[[Imageファイル:SUBARU EJ25 i-AVLS.jpg|thumb|280px|right|スバル・i-AVLS(カム切り替え型)]]
; カム切り替え型(タイミング・リフト可変)
:低回転、高回転で2種類のカムを使い分ける。
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:* 長所 - カム切り替え式の短所である、切り替えポイントにおける出力変化を緩やかにできる。
:* 短所 - 位相変化機構とカム切り替え機構を備えるため、他の方式に比べて複雑かつ高コストとなる。
:* 採用例 - [[トヨタ自動車|トヨタ]]の[[VVT-i#VVTL-i|VVTL-i]]、ホンダの[[i-VTEC]]、[[ポルシェ]]の[[バリオカム]]・プラス、[[富士重工業]]のAVCS+ダイレクト可変バルブリフト機構など。
 
; カム切り替え・バルブ片閉じ型(タイミング・リフト可変)
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=== 1カム・タイプ(レバー比・カム形状可変型) ===
[[Imageファイル:Next MIVEC at TMS2005.jpg|thumb|280px|right|三菱・次世代MIVEC]]
; バルブリフト連続可変・位相変化型(タイミング可変・リフト可変)
:ロッカーアームのレバー比を変化させることで、バルブリフト・作用角を連続的に変化させる。リフトを変えると自動的に位相(中心角)が変化するタイプ(三菱MIVEC)と、可変バルブリフト機構とは別に可変バルブタイミング機構を組み合わせることで最適なバルブタイミングを実現するタイプとがある。
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* [[DVVT]] - [[ダイハツ工業]]における名称。
* S-VT - [[マツダ]]における名称。'''S'''equential '''V'''alve '''T'''imingの略。
* [[バリオカム]]、バリオカムプラス - [[ポルシェ]]における名称。バリオカムは位相変化、バリオカムプラスはバリオカムに可変リフトを追加したもの。
* VANOS、[[バルブトロニック]] - [[BMW]]における名称。VANOSは位相変化機構であり、バルブトロニックは可変リフト機構でVANOSと同時に使用される。
* VTC、VEL - [[日立製作所]](旧[[ユニシア]]、日立により吸収)における名称。前者は連続位相可変型で、ホンダ、日産に採用される。後者はVVELとして日産に採用された。
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* [[バルブオーバーラップ]]
 
[[Category{{デフォルトソート:往復動機関|かへんはるふきこう]]}}
[[Category:往復車エンジン技術|かへんはるふきこう機関]]
[[Category:自動車環境エンジン技術|かへんはるふきこう]]
[[Category:自動車環境技術]]
 
[[af:Veranderlike kleptydreëling]]