「ピタゴラスコンマ」の版間の差分

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ピタゴラス音律はある音から始まり、[[周波数]]を次々に3/2倍にしていき全ての[[半音]]を得る方法である。分子に現れる3は2(オクターブ関係を規定する)と素であるから、この操作を何回繰り返しても得られる値は2の冪乗倍にはならない。即ち、ピタゴラス音律のどの二つの音をとっても、正確なオクターブの関係は得られない。
 
ここで、12個の半音を得るために周波数を3/2倍する操作を12回繰り返すと、最後に得られる周波数は (3/2)<sup>12</sup> &asymp; 129.7 &asymp; 128 = 2<sup>7</sup>、即ち元の音の7オクターブ上の音より若干高い音になる。正確に何オクターブ高いかは、2を底にした[[対数]]をとれば判り、log<sub>2</sub>(3/2)<sup>12</sup> &asymp; 7.01955。[[セント]]で表すと7.01955 &times; 1200 = 8423.46である。つまり、7オクターブ高い音(8400セント高い)より約23.46セント高い。この差をピタゴラスコンマと呼ぶ。(実際にピタゴラス音律を生成する際は、オクターブを丸めるので、偶数2、4、6、7、9、11回目は3/2倍ではなく3/4倍にする)
 
== 関連項目 ==