「カビボ・小林・益川行列」の版間の差分

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50行目:
\end{bmatrix}
</math>
と書くことが出来できる。この V がCKM行列である。
 
現在知られている行列の各成分の大きさは以下のとおり。
と書くことが出来る。この V がCKM行列である。
 
CKM行列はクォーク ''q'' が別のクォーク ''q''' に変換する確率を示しており、<math>\left|V_{qq'} \right| ^2</math>に比例する。
 
実験値による行列の各成分の大きさは以下の通りである(注:あくまで'''概算'''であることに注意)。
:<math>
\begin{bmatrix}
66 ⟶ 62行目:
0.2252 \pm 0.0007 & 0.97345^{+0.00015}_{-0.00016} & 0.0410^{+0.0011}_{-0.0007} \\
0.00862^{+0.00026}_{-0.00020} & 0.0403^{+0.0011}_{-0.0007} & 0.999152^{+0.000030}_{-0.000045}
\end{bmatrix}.
</math>
この行列では下系列クォーク(d,s,b)の混合状態(d',s',b')で上系列と下系列の不整合を説明しているが、これは純粋に便宜上のものである。上系列のクォークが混合しているとみなして行列式を立てることも可能であり、その場合でも本質的には変わらないユニタリー行列が表われる。
 
== 演算 ==