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[[パーソナルコンピュータ|PC]]では[[iTunes Store]]や[[Amazon.com]]で購入する音楽ファイル、[[携帯電話]]などでは[[着うたフル]]が代表的なダウンロード販売とされる。
 
== シングルを用いた販売戦略の動向 ==
=== アメリカ ===
1950年代から1960年代の米国の[[ポピュラー音楽]]ではシングルの売上が重視されており、アーティストがシングルを発売するたびにスタジオでの録音を行い、何曲かヒット曲が生まれた時点で過去に発売されたシングル曲(B面曲を含む)と未発表曲を集めて1枚のアルバムを発売するという形式が主流であった<ref>ウェイン・ジャンシック(著)、加藤秀樹(訳)『Billboardただ1曲のスーパーヒット1』、音楽之友社、1991年。ISBN 4276236118</ref>。
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=== 日本 ===
日本においてはシングルの価格が高いこともあり、伝統的にシングルの売上が重視されている。また、かつてTBSの番組『[[ザ・ベストテン]]』がヒットしたことにより日本では売上枚数以上にシングルの順位への関心が高く、オリコンシングルチャートの順位も重視されている。発売方法も米国とは異なり、近年はアルバム発売前に1年ほどの期間をかけて先行シングルを数曲発売し、アルバムへの期待感を盛り上げる場合が多い。極端な場合は発売済みのシングル曲がアルバムの大半を占め、新曲が少なく[[ベストアルバム]]のような内容になることもある。アルバム発売後にシングルカットされるケースは少ない。

しかし日本でもシングルCDの売上は減少しており、CD不況の影響がアルバムよりも顕著に表れている。12cmシングルの年間販売数(日本レコード協会集計対象シングル)は、シングル個別の統計を取り始めた1999年以降、2000年の104,601枚をピークに漸減し続けており、2007年には61,324枚、2009年には44,742枚と大幅な減少傾向のまま推移している<ref name="cd-quantity">http://www.riaj.or.jp/data/quantity/index.html</ref>。{{要出典範囲|アルバムに比べて割高感があることや音楽配信の普及、[[カラオケ]]ブームの終息が要因として挙げられる。|date=2011年1月}}

また、[[2007年]][[2月23日]]に[[日本レコード協会]]が、[[2006年]]の日本国内の有料音楽配信の売上(パソコンと携帯電話の合計)が、シングルCDのそれ(8cmと12cmの合計)を上回ったことを発表した。{{要出典|date=2011年1月}}
2009年の売上(日本レコード協会集計対象)は、8cmCDと12cmシングルCDは計44,897枚に対し、インターネットダウンロード・シングルトラックとモバイル・シングルシングルトラックの合計は185,407本に及んでいる。<ref name="cd-quantity"/><ref name="dl-quantity2009">http://www.riaj.or.jp/data/download/2009.html</ref>
 
また[[1980年代]]以降シングル発売に合わせて[[ミュージック・ビデオ]]を制作するのが一般的となった。近年ではシングルCDにプロモーションビデオを収録した[[CD EXTRA]]としたり[[DVD-Video]]を付ける商品が多くなっている。CDが付属しない[[DVDシングル]]も存在するが、作品数や売上規模はCDシングルやCD+DVDシングルに比べればごくわずかである。DVDが付属するCD商品は、[[再販売価格維持制度]]の対象外となるため、発売後短期間のうちに大幅に値引き販売される事がある。