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'''口語'''(こうご)とは、
#[[言語学]]等における[[会話]]などで用いられる口頭での[[言葉遣い]]のこと。'''話し言葉'''。本項で[[説明]]する。[[口頭言語]]も参照。
#[[日本語]]の[[口語体]]のこと。明治以前に用いられていた[[日本語の文語|文語体]]に対して、1を基盤として[[言文一致]]運動を経て成立した現代的な[[文語]]である。
#言語学等における[[w:spoken language|spoken language]](音を媒介とする言語)のこと。[[音声言語]]参照。
 
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'''口語'''(こうご)とは普通の日常的な生活の中での[[会話]]で用いられる[[言葉遣い]]のことである。'''話し言葉'''。[[書記言語]]で使われる[[文語]]と違い、[[方言]]と呼ばれる地域差や社会[[階層]]などによる[[言語変種]]が応じやすく、これらと[[共通語]]などを使い分ける状態は[[ダイグロシア]]と呼ばれる。
 
口語は[[人間]]の[[言語]]の[[基本]]となる形態である。「[[音声言語]]」という用語がこの意味で用いられることがある。アラビア語や近世日本語など、口語と文語の区別を持つ言語も多いが、言語や方言によっては、[[書記言語]](文語)の体系を持っていないものもある。
 
文語と違い[[規範文法]]が適用されないことが多く、「[[日本語の乱れ]]」等とされる言語の「ゆれ」、慣用的な言い回し、本来の意味とは違った用法も多く見られる。ただし公式に認められている言語([[公用語]])や共通語にもその口語があり、社会的な受容度で区別される「[[俗語]]」の概念とは多少異なる。