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== 概説 ==
GT書体はGT明朝とも呼ばれ、[[明朝体]]に類似の[[書体]]を以って纏められている。このが、画数を明確にするため、他の主な[[文字集合|文字セット]]に日本で通常用いられる明朝体とは異なり、原則とるデザインを採用して明朝いる<ref>{{cite web|url=http://journal.mycom.co.jp/news/2000/07/31/12.html|title=「GT書以外の[[フォント]]は存在せず、また、その明朝漢字」6万6,000字セットが発表|publisher=マイコミジャーナル|date=2000-07-31|accessdate=2011-02-04}}</ref>。GT書もGT明朝として作成されたものに限定される。この概念を理解するにはGT書体を包括する事実上の上位文字セットである[[TRONコード]]が参考になる。TRONコードでは見た目が同じであっても視点が異なれば別の文字であるとする解釈を持ち得ているため、見た目上の字形が同じであっても多くの場合で複数のコードが割り当てられている。[[フォント]]、[[活字]]、[[書体]]によっては、「はね」や「とめ」に差異の生じることは少なくない。その結果、字形に違いが見られるようになり、TRONコード的な解釈でいくと、これらはそれぞれ別の文字であると見なすこともできる。GT書体の立場はこれに近いと言える。具体的には「[[ファイル:TRON_2-2134.gif|16px]]」<ref >TRONコード[http://www2.tron.org/cgi-bin/kcode.cgi?MEN=22&sctext=2134&action=%82P%95%B6%8E%9A%95\%8E%A6 第2面2134番]</ref >と「[[ファイル:TRON_2-2132.gif|16px]]」<ref >TRONコード[http://www2.tron.org/cgi-bin/kcode.cgi?MEN=22&sctext=2132&action=%82P%95%B6%8E%9A%95\%8E%A6 第2面2132番]</ref >、「[[ファイル:TRON_2-4C70.gif|16px]]」<ref >TRONコード[http://www2.tron.org/cgi-bin/kcode.cgi?MEN=22&sctext=4C70&action=%82P%95%B6%8E%9A%95\%8E%A6 第2面4C70番]</ref >と「[[ファイル:TRON_2-4C6D.gif|16px]]」<ref >TRONコード[http://www2.tron.org/cgi-bin/kcode.cgi?MEN=22&sctext=4C6D&action=%82P%95%B6%8E%9A%95\%8E%A6 第2面4C6D番]</ref >というような、一般には書体の差異として見なされるようなものも別の文字として収録している。
 
表向きには東京大学多国語処理研究会の下位プロジェクトとして「マルチメディア通信システムにおける多国語処理の研究プロジェクト」があるような表現をされることがあるが、これはもともと[[1995年]]に日本学術振興会産学共同研究支援事業として「人文系多国語テクスト・プロセシング・システムの構築に関する研究」が発足したことに始まる。GT書体の「GT」とは、この研究名の[[ローマ字]]表記から[[頭文字]]をとったものである。[[1996年|翌年]]になり日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業として「マルチメディア通信システムにおける多国語処理研究プロジェクト」が発足し、GTはこのプロジェクトへと移行することとなった。以後、GTと言えばこのプロジェクトを指すようになったため、頭文字としての意味は薄れている。5ヶ年計画で進められた本プロジェクトは[[2001年]]を以って満了し、更なる研究の継続推進を図る目的として東京大学多国語処理研究会が設置された。