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[[File:Charles de Gonzague.jpg|thumb|right|マントヴァ公カルロ1世]]
'''カルロ1世・ゴンザーガ=ネヴェルス'''または'''シャルル1世・ド・ゴンザーグ=ヌヴェール'''([[イタリア語|伊]]:'''Carlo I Gonzaga-Nevers''';[[フランス語|仏]]:'''Charles Ier de Gonzague-Nevers''', [[1580年]][[5月6日 ]]、[[パリ]] - [[1637年]][[9月22日 ]]、[[マントヴァ]])は、[[イタリア]]の[[マントヴァ公国|マントヴァ公爵]]および[[モンフェッラート侯国|モンフェッラート公爵]](在位:[[1627年]] - 1637年)。また[[フランス王国|フランス]]の[[ヌヴェール]]公爵および[[レテル]]公爵(在位:[[1595年]] - 1637年)、アルシュ公(在位:[[1608年]] - 1637年)。
 
== 生涯 ==
シャルルはマントヴァ公[[フェデリーコ2世・ゴンザーガ|フェデリーコ2世]]の息子である[[ルドヴィーコ・ゴンザーガ=ネヴェルス|ルドヴィーコ]](ヌヴェール公ルイ4世)と、その妻でヌヴェール公[[フランソワ1世 (ヌヴェール公)|フランソワ1世]]の娘である[[アンリエット・ド・ヌヴェール|アンリエット]]の間の末息子として、[[パリ]]で生まれた。1627年に本家のマントヴァ公[[ヴィンチェンツォ2世・ゴンザーガ|ヴィンチェンツォ2世]]が嫡子のないまま亡くなると、シャルルがマントヴァおよびモンフェッラートの支配者の座を引き継いだ。シャルルはヴィンチェンツォ2世の姪で相続人の[[マリーア・ゴンザーガ|マリーア]]を自分の息子と結婚させた。
 
しかし、[[ゴンザーガ家]]の領土の一部[[モンフェッラート侯国|であるモンフェッラート公領]]を狙う[[サヴォイア公国|サヴォイア]]公[[カルロ・エマヌエーレ1世]]や、親仏派のマントヴァ公爵家の出現を快く思わない[[スペイン・ハプスブルク|スペイン]]と[[オーストリア]]の[[ハプスブルク君主国|ハプスブルク帝国]]はシャルルの相続に異議を唱え、これにより[[マントヴァ継承戦争]]が始まった。[[1629年]][[神聖ローマ皇帝]][[フェルディナント2世 (神聖ローマ皇帝)|フェルディナント2世]]は子飼いの傭兵隊([[ランツクネヒト]])を派遣してマントヴァを包囲させたが、シャルルはフランス王[[ルイ13世 (フランス王)|ルイ13世]]から軍事的支援の約束を取り付けることが出来ず、マントヴァから逃げ出すことを余儀なくされた。[[1630年]]7月、すでに長い包囲の間に疫病によって多大な被害を出していたマントヴァは、傭兵隊の突入によって壊滅的な状態になり、以前の繁栄を再び取り戻すことは出来なかった。
 
[[教皇領]]に避難していたシャルルは、巧みな外交戦術によって[[1631年]]にはマントヴァに帰還することが出来た。しかし[[サヴォイア家]]やゴンザーガ家の分家[[グアスタッラ]]公爵家の相続請求に対する補償はなされないままであった。シャルルは荒廃したマントヴァの経済的復興に力を注いだ。
 
シャルルが1637年に57歳で死ぬと、嫡孫の[[カルロ2世・ゴンザーガ=ネヴェルス|カルロ2世]]が後を継いだ。
 
== 子女 ==
[[1599年]][[2月1日]]に[[ソワソン]]において、[[ギーズ公|ギーズ家]]のマイエンヌ公[[シャルル (マイエンヌ公)|シャルル]]の娘カトリーヌと結婚し、間に6人の子女をもうけた。
*フランソワ(1606年 - 1622年) - レテル公爵
*[[カルロ・ゴンザーガ=ネヴェルス (1609-1631)|シャルル(カルロ)]](1609年 - 1631年) - マイエンヌ公爵、エギュイヨン公爵
*フェルディナン(1610年 - 1632年) - マイエンヌ公爵、エギュイヨン公爵
*[[ルドヴィーカ・マリア・ゴンザーガ|マリー=ルイーズ]](1611年 - 1667年) - 1645年に[[ポーランド王国|ポーランド]]王[[ヴワディスワフ4世 (ポーランド王)|ヴワディスワフ4世]]と結婚、1649年にポーランド王[[ヤン2世 (ポーランド王)|ヤン2世カジミェシュ]]と再婚
*[[アンヌ・ド・ゴンザーグ・ド・クレーヴ|アンヌ]](1616年 - 1684年) - 1639年にギーズ公[[アンリ2世 (ギーズ公)|アンリ2世]]と結婚、1645年にプファルツ=ジンメルン公子[[エドゥアルト・フォン・デア・プファルツ|エドゥアルト]]と再婚