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'''慣性計測装置'''、'''IMU''' (Inertial Measurement Unit) は、運動を司る3軸の角度(または角速度)と加速度を検出する装置。INU (Inertial Navigation Unit)、IGU (Inertial Guidance Unit)、IRU (Inertial Reference Unit) とも呼ばれる。
 
基本的には、3軸の[[ジャイロスコープ|ジャイロ]]と3方向の[[加速度計]]によって、3次元の[[角速度]]と[[加速度]]が求められる。ただし、その信頼性向上のために圧力計さらに複数流量計、GPSなど別種類のセンサが搭載されることがある。通常は、搭載する移動体の[[重心]]に置く。
 
主にロボットや自動車など運動体の挙動を計測・制御する用途に使用される。慣性の積分による移動距離の算出に適した高精度なものは[[潜水艦]]、[[航空機]]や[[ミサイル]]などの[[慣性航法装置]](慣性誘導装置、INS)にも搭載されるが、市販の慣性計測装置では距離の算出には精度が不十分である。自己姿勢や方位を出力し民間航空機の姿勢方位基準装置(AHRS)等として用いられる物はINSではなくIMUの一種であるか、またはINS内のUNITから一部の信号を利用している。価格による精度の犠牲が著しい。