「発生生物学」の版間の差分
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==歴史==
[[古代ギリシア]]から既に[[ヒポクラテス]]や[[アリストテレス]]などによって、[[ニワトリ]]の[[胚]]を用いた研究が行われていた。アリストテレスは他の動物についても観察しており『動物誌 Historia animalium』『動物部分論 De partibus animalium』『動物発生論 De generatione animalium』などにその考察をみることができる。この時期に、発生の原理について、[[前成説]]と[[後成説]]が興る。アリストテレスは後者に立ったが、これは少数派に属し、長く前成説の方が力があった。これは、卵の概念に混乱があり、昆虫の蛹や植物の種子も卵と同一視されていたことも大きい。
[[ウィリアム・ハーべー]]はほ乳錘の発生初期を観察し、卵を発見することはできなかったが、その存在を確信し、『すべては卵から』との語を残した。しかし、生物研究に顕微鏡が使われるようになっても、長くこれが発見されることはなかった。精子の発見は、前成説論者を卵子論者と精虫論者に分けることになる。
=== 発生の過程 ===
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=== 細胞説の影響 ===
[[細胞説]]の成立は、発生学に多大な影響を与えた。すぐさま、卵や精子が単一の細胞であることが確認され、ここに初めて細胞数の増加とその配置や分化という、発生の基本的な仕組みが理解されるよう
=== 発生機構の解明 ===
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