「迷彩服2型」の版間の差分

[[自衛隊イラク派遣]]に参加した陸上自衛隊員も迷彩服2型を着用していた。乾燥地域のイラクでは緑色が目立ち、迷彩の用をなさないため、現地にあわせた砂色の砂漠迷彩服を調達することも検討された。しかし、むしろ日本の兵士であるということを強調する意味と、緑が現地で好まれる色であることからあえて日本用の迷彩服を着用した。つまりは武力を用いた治安維持任務ではなく、地元民のための人道復興支援活動のみを行う部隊であることを明示したのである。砂漠用迷彩服では治安維持任務に従事する他国の兵士と間違われて、武装勢力から攻撃されることが懸念された。なお持ち込まれた迷彩服は「防暑服4型」と呼ばれており、[[日本の国旗|日の丸]]のパッチを取り付け可能なほか、猛暑の中でも行動しやすいように通気性のよい素材を使っている<ref>但し、航空自衛隊イラク復興支援派遣輸送隊が国内部隊に配備されているチョコチップパターンの野戦服以外に、新たに砂漠用の野戦用迷彩服や鉄帽覆い、防弾チョッキ、砂漠用の飛行服を採用した。</ref>。