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日本におけるアジール研究は、歴史学者の[[平泉澄]]が先鞭をつけた。平泉は初期の論文『中世に於ける社寺と社会との関係』の中で「アジールは人類発達の或る段階に於て、一般に経験する所の風習又は制度」と述べている。この発想は[[中田薫 (学者)|中田薫]]・[[網野善彦]]・[[伊藤正敏]]らに引き継がれ、何をアジールと認識すべきか、そのアジールを支えてきた制度がどのように変遷してきたか、などが徐々に明らかになってきている。
 
== 現代 ==
現代は南極大陸を除いた陸地は、原則として必ず特定の国家の領土とされておりアジールは存在していない。しかしながら、国際的にみて、自国の領土であるにもかかわらず、他国に占領されていたり、またテロ組織など国家ではない組織によって実質的に支配されているため、自国が実効支配することが不可能である地域は存在している。また、自国の領土でありかつ実効支配を行ってはいても、テロ組織など反社会的勢力による影響が重大であるため、国家による統治能力が強くはない地域もある。
 
==注釈==