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[[2008年]]半ばをピークとして[[2009年]]初頭にかけて、折からの世界的な金融危機と同時にポーランドの金融機関を中心とした経済不安が新聞のコラムなどを通じて広まり、ポーランド政府の経済閣僚や[[ポーランド中央銀行]]の金融政策委員会メンバーがあえてそういった不安説を否定するのに具体的な数字を挙げず(まだその当時は各指標は公式発表されていなかった)に簡単なコメントを述べるに終始したため悪い噂がさらに悪い噂を呼んで、ズウォティは[[投資銀行]]などの[[投機|投機家]]に売り込まれ、ユーロや[[スイスフラン]]に対して大きく下落したが、[[1992年]]の[[ポンド危機]]のさいの[[イギリス]]と違いポーランド政府が財政規律を守り、金融業界にもローンの貸し出し額に関する厳しい規制が設けられていたおかげもあって、ポーランドが[[欧州連合|欧州連合(EU)]]に加盟した[[2004年]]の春のレートを割り込むことはなかった。
 
[[2009年]]2月中旬以降はポーランドの実体経済や金融機関が健康である事実が客観的指標と共に明らかになると、このことが報道を通じて広く浸透しはじめ、ズウォティを狙った投機筋の売り攻勢が収まると同時にズウォティがこれまであまりに極端に過小評価されていたことが注目されて次々に買いが入り、相場は急上昇したのちもみ合う展開になっている。
 
[[ドナルド・トゥスク]][[首相]]が率いるポーランド政府は、ユーロやスイスフランなどに対する急激な上昇と下降を繰り返すズウォティのこうした[[ボラティリティ]]の高さは国内の経済に悪影響を与えるとして発言、早期のユーロ導入を目指し、今2009年前半にはユーロ導入のための準備段階である2年間の[[欧州為替相場メカニズム|欧州為替相場メカニズムⅡ]]に入るを予定し見られていしかしその後も外国のソブリン債務不安に伴って各国通貨との間の相場があまりに急激に上昇と下降を繰り返すため、ポーランド政府はズウォティ/ユーロ導入は相場の恒久的な固定に対する慎重な態度に転換し、欧州為替相場メカニズムⅡに入る時終えた直後の2012年ない先延ばし2013年になると見られている。
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