「貿易摩擦」の版間の差分

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== ジャパンバッシング ==
今日では、貿易摩擦問題で戦争にまで発展することはないが、[[日本]]の場合、1970年代以降日本車の海外輸出超過によって[[アメリカ合衆国]]の自動車産業に影響を与えたとして政治問題となった。日本では「日米自動車摩擦」と呼んでいたが、アメリカでは端的に「[[デトロイト]]問題」と呼んでいた(デトロイトには自動車産業が集中していた)。アメリカ側は、日本に対して牛肉やオレンジなどの農産物の輸入拡大を求めたほか、内需拡大や市場開放をも迫った(これを背景に[[日本航空]]は[[ボーイング747]]を113機も導入し、維持費が経営を圧迫して破綻の一因となる)。また、一部のアメリカの労働者は抗議活動の一環として日本車を破壊するパフォーマンスを行った。その後、日本の自動車産業は輸出販売を削減し現地の[[雇用]]に悪影響を与えにくいとされる海外現地生産に主力を置くようになった。
 
== 国際協定 ==