「ビスマルク号を撃沈せよ!」の版間の差分

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*映画にはリュッチェンスが[[ブレスト (フランス)|ブレスト]]での修復後のビスマルクの行動について考えを述べる場面が登場する。彼はブレストにいる2隻の巡洋戦艦、[[グナイゼナウ (巡洋戦艦)|グナイゼナウ]]と[[シャルンホルスト (巡洋戦艦)|シャルンホルスト]]が修理後のビスマルクと一緒に行動する可能性を(巧妙な策として)考える。しかし、ビスマルクがブレストに着いた後、大西洋で連合国の輸送船団を襲撃するために2隻の巡洋戦艦を伴って出撃する、という計画の可能性はあったにしろ、ここでそのような議論がされという証拠はない。この考えはリュッチェンスの独創ではなく、既にビスマルク出撃の前にドイツ軍令部で検討されていたが、空襲で受けた損害により2隻が長期間の修理を必要としたため、破棄されたものである。
 
*イギリス駆逐艦部隊との戦闘に関しても誤りがある。映画ではイギリス駆逐艦ソレントがビスマルクに撃破される前に魚雷を発射し3発が命中したとしているが、これは事実ではない。そもそも「ソレント」という名の駆逐艦は存在しない。この一連の戦闘でイギリス海軍が駆逐艦を失ったのは事実だが、それは5月28日、駆逐艦[[マショーナ (駆逐艦)|マショーナ]]がドイツ空軍によって撃沈されただけである<ref>[http://www.slipups.com/items/19322.html The Slip up Movie Archive]</ref>。ビスマルクを攻撃した駆逐艦は[[コサック (駆逐艦)|コサック]]、[[マオリ (駆逐艦)|マオリ]]、[[シーク (駆逐艦・2代)|シーク]]、[[ズールー (駆逐艦・2代)|ズールー]]の4隻だった。
 
*イギリス海軍の魚雷攻撃は実際には失敗し、命中しなかったが、逆にビスマルクの方はイギリス駆逐艦に若干の損害を負わせている。ズールーの前部に砲弾が落下し、不発だったもののその破片によって火器管制を行っていた海軍中尉の手を切断した。コサックは弾片により無線アンテナが切損した<ref>Ballard 1990, p. 117. Bismarck: Germany's Greatest Battleship reveals her secrets</ref>。