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名取礼二(なとり れいじ、1912年1月12日-)は、日本の生理学者。名取筋繊維の創出と研究で知られる。東京都生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学教授を経て、東京慈恵会医科大学学長、日本体力医学理事長、全国医学部長病院長会議会長などを歴任。1976年に朝日賞、1986年には文化勲章を受賞。現在、森亘元東京大学総長、岡本道雄元京都大学総長、高久史麿自治医科大学学長らとともに日本国際医学協会名誉顧問、石川忠雄慶応義塾大学名誉教授、江橋節郎東京大学名誉教授とともに、上原財団名誉理事などを務める。
1957年に日本で初めて開かれた筋収縮の国際シンポジウムについて、丸山工作元千葉大学学長は、「当時は国際学会を日本で開くのは大変なことでした。熊谷先生(元東京大学医学部教授)が主催し、名取礼二先生(元東京慈恵医科大学学長)、殿村雄治先生(元大阪大学教授)、江橋節郎(元東京大学教授)、大澤文夫先生(元名古屋大学教授)が中心になったものです。この分野にはこれだけの錚々たる先生がすでに日本にいらしたのだと思うと、今考えてもたいしたものだと思います。名取先生は、ナトリファイバーで知られています。それまでは細胞膜を通して刺激が伝わると考えられていたのですが、膜をはがしたカエルの筋繊維が電気刺激で収縮することを実験で示して世界を驚かせました」と述懐している。(http://www.brh.co.jp/s_library/j_site/scientistweb/no24/)。