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'''ブロック D''' ({{lang-ru|Блок Д}} '''ブロック D'''を意味する)は[[ソビエト]]の開発した上段ロケットである。当初は[[N1]]ロケットの上段ロケットとして開発されたがN1計画の中止後は[[プロトン-K]]や[[ゼニット (ロケット)|ゼニット]]の上段ロケットとして使用される。
#転送 [[ソユーズ]]
 
上段ロケットとして(派生機種を含めて)250回以上打ち上げられ{{As of|2005|lc=on}} <ref>{{cite web | url=http://www.russianspaceweb.com/n1_d.html | title = Rockets: Launchers: N1: Block D | publisher = RussianSpaceWeb.com | accessdate = 2007-09-20}}</ref>. 2002時点において改良型のブロックDMは1974年以来218回打ち上げられ、1997年から2002年までは全て成功しており、成功率は97%である。<ref>{{cite web | url=http://www.boeing.com/news/releases/2002/q4/nr_021206s.html | title = Sea Launch Stands Behind the Reliability of the Block DM | publisher = Boeing (press release) | accessdate = 2007-09-20}}</ref>
 
1960年代に[[ソ連の有人月旅行計画|ソビエトの有人月計画]]で開発された[[N1]]ロケットの5段目として開発された。1967年3月に月計画の試験の[[ゾンド計画|ゾンド衛星]]の打ち上げに初めて打ち上げられた。有人月飛行でブロックDは月への中間軌道で使用される予定で月周回機と月面着陸機を月軌道へ投入して月面着陸の為に[[LK (着陸船)|LK着陸機]]を減速する用途に使用される予定だった。<ref>{{cite web | url=http://www.spaceandtech.com/spacedata/engines/11d58_sum.shtml | title = 11D-58 - Summary | publisher = Andrews Space & Technology | accessdate = 2007-09-20}}</ref>
 
ブロックDはソビエトの無人月、火星、金星探査に使用された[[プロトンロケット]]の4段目としても使用される。プロトン-Kでは現在でも使用される。(新型の[[プロトン-M]]では[[ブリーズ M]]が4段目として使用される)
 
ブロックDMは[[シーローンチ]]計画で静止衛星の打ち上げに使用されるゼニット-3SLの3段目としても使用される。2002年にブロックDM3を使用した[[アストラ 1K]]の打ち上げに失敗した。
 
このロケットは液体酸素とケロシンを推進剤として使用し。単一の燃焼室を備える[[RD-58]]が主エンジンである。液体酸素タンクは球形でケロシンタンクは環状で燃費向上の為に15°の角度で供給管が配置され、エンジンはドーナツの中心に備えられる。タンクにはポンプの1段目が含まれ、主ポンプはエンジン上に設置される。
 
ブロックDの重量は離陸時に3.5トンであるがいくつかの部品は飛行中に切り離すので宇宙空間での乾燥重量は2.5トンである。全長5.7mで83.300&nbsp;kNの推力を600秒間生み出す。ブロックDは1974年に11D-58Sエンジンを備えることにより'''ブロック DM'''として改良された。単体の費用は$400万ドルである。<ref>{{cite web | url=http://www.astronautix.com/craft/blo11s86.htm | title=Block DM 11S86 | accessdate =2008-09-26}}</ref>
 
== 改良 ==
ブロック Dを開発した[[S.P.コロリョフ ロケット&スペース コーポレーション エネルギア|RKK エネルギア]]では長年に渡って異なる用途の為に多くの改良型が開発され、[[ブラン (オービタ)|ブラン]]の主推進装置はブロックDの改良型として始められた。
 
* ブロック DM (1974年) - ブロック Dの地球周回用の改良型
* ブロック DM-2 (1982年) - (2009年時点において)[[GLONASS]]衛星を打ち上げる為のプロトンMに使用される。<ref>[http://spaceflightnow.com/news/n0912/14glonass/ GLONASS]</ref>
* ブロック DM-2M
* ブロック DM-3
* ブロック DM-5
* ブロック DM1 - 商業用 ブロック DM-2
* ブロック DM2 - 商業用 ブロック DM-5
* ブロック DM3, DM4 (1996年) - 商業用 ブロック DM-2M
* ブロック DM-SL (1999年,DM3の派生機種) - [[シーローンチ]]の[[ゼニット 3SL]]ロケットの上段として使用 {{As of|2006|alt=as of January 2006}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.russianspaceweb.com/n1_d.html Russian Space Web]
* http://www.friends-partners.org/oldfriends/jgreen/blockd.html
* [http://www.boeing.com/news/releases/2002/q4/nr_021206s.html Boeing stands by Block DM's reliability]
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
{{デフォルトソート:ふろくD}}
[[Category:ロケット]]
[[Category:ソビエト連邦のロケット]]
[[Category:ウクライナのロケット]]
[[Category:ロシア連邦のロケット]]
 
[[de:Blok-D]]
[[en:Blok D]]
[[lv:Blok D]]
[[ru:Блок ДМ]]
[[uk:ДМ-SLБ]]