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しまあじ (会話 | 投稿記録)
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筆跡鑑定は、これらの要素を総合的に検証し考察して筆者を特定する。したがって、アマチュアが思うように「字の形が似ている」というような簡単なものではない。つまり筆跡鑑定とは、文字の形の異同を調べることではなく、「筆跡にあらわれた個性の異同」を調べることといえる。
 
== 古文書学における筆跡 ==
[[古文書学]]において筆跡・筆致は古文書の形式や[[料紙]]、署判などの諸要素とともに文書の真贋や作成年代を判定する際に重要視される。筆跡の判定は個人の主観の入る余地はあるものの、他の要素とともに数量的・年次的特徴から特徴を見出すことが可能とされ、一例として1000点余が残存する[[武田信玄]]の関係文書のうち信玄新筆とされる文書は墨継ぎ感覚が長い特徴をもち、他の[[右筆]]が記した文書とは明瞭に区別される。
 
古文書や記録資料などは当初の成立年代以降に追筆や[[写本]]の作成などが行われることがあり、筆跡の判定は資料の作成・追筆時期やその背景などを探る要素として重視されている。
 
== 関連項目 ==