「鉄筋コンクリート構造」の版間の差分

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鉄筋コンクリート構造は自重が重く、ある一定限度以上の階数や[[体育館]]や展示場のように柱の無い大空間を要する建築物では構造計算上は成立しても鉄骨構造や鉄骨鉄筋コンクリート構造に比較して経済効率が悪くなるため経済性を重視する際には他の構造を採用することが多い。鉄筋コンクリート構造を採用する是非は一般的には建設材料を運搬する車輛の道路条件や立地条件により決定され、他の構造が採用できずに鉄筋コンクリート構造を用いる際にはあらかじめ鋼材に引張力を持たせる[[プレストレスト・コンクリート|プレストレスト]]導入などの手段を用いなければならないことから建設工事費は通常の鉄筋コンクリート構造よりも割高になる。
 
鉄筋コンクリート構造を構成する材料は鉄筋及びセメントと[[骨材]]と[[水]]であり、[[生コン(フレッシュコンクリート)[[プラント]]から発送される[[ミキサー車]]が敷地にアクセスできる立地であれば鉄筋コンクリート構造の建物は建設可能となる。その一方で道路巾員の狭い狭隘道路の場合はミキサー車の積載重量は小さいものとなり、道路巾員が広い立地条件の敷地に比べて多数の往路回数が必要となり平方メートル当たりの価格は割高になる。
 
上記の条件を勘案した上で鉄筋コンクリート構造を用いた高層建築物を建設する際には他の構造を併用した[[複合構造]]によるHigh-RC等を採用することが多い。