「セント・バーナード」の版間の差分

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セント・バーナードは、[[2世紀]]頃に[[ローマ帝国]]軍の[[軍用犬]]として[[アルプス山脈|アルプス]]に移入された[[モロシア犬]]が、その後独自の発達を遂げたものと考えられている。
 
[[17世紀]]中頃から、スイス・アルプスの山深い[[グラン・サン・ベルナール峠]]にある[[修道院]]にて雪中遭難救助犬として使役されるようになり、[[20世紀]]初頭に至るまで、2,500名もの遭難者を救助した。このエピソードは画家などの絵により首に体を温めるためのラム酒の小樽をぶらさげたスタイルで知られている。なかでも有名なのは、生涯に40名を救助した「[[バリー (犬)|バリー]]」号で、その活躍ぶりにちなんで、一時この犬種を'''バリー・ハウンド'''(バリー犬の意)と呼んだこともあった。
 
[[19世紀]]初め、病気と先天性疾患で[[絶滅]]危機に陥ったが、このときは、[[ニューファンドランド (犬)|ニューファンドランド]]と交配させることにより、種を存続することができた。