「国鉄C11形蒸気機関車」の版間の差分

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[[1995年]](平成7年)11月3日に廃止となった「[[C62ニセコ号]]」から4年を経た[[1999年]](平成11年)に、「[[留萌本線#SLすずらん号|SLすずらん号]]」としてC11 171が動態復元されることとなった。
 
C11 171は1940年(昭和15年)川崎車両にて製造。1942年(昭和17年)から廃車まで、一貫して北海道内で使用された。廃車後、[[標茶町]]の桜町児童公園にて静態保存されていたがJR北海道からの要請で返還され、苗穂工場にて動態復元工事が施工された。復元後は「SLすずらん号」としての運転開始を皮切りに、「[[SL函館大沼号]]」や「[[SL冬の湿原号]]」、「[[富良野・美瑛ノロッコ号|SLふらの・びえい号]]」、「[[SL冬の湿原号]]」など道内の[[蒸気機関車牽引列車]]に用いられている。
 
C11 207は1941年(昭和16年)日立製作所笠戸工場にて製造。C11 171と同じくその現役期間の間、一貫して北海道で使用された車両である。ただし、こちらは濃霧の多い線区で使用されたため、前照灯を左右除煙板のステー上に各1基ずつ搭載する「[[カニ]]目」、「蟹」と呼ばれる非常に独特な外見となっている。C11 207は2000年(平成12年)に動態復元されたが、復活1年目は車軸の異常発熱が頻発して満足に運用できず<ref>2000年度の[[SLニセコ号]]運転初日には本機が充当される予定だったが、故障したため、当日はC11 171が充当された。</ref>修理と調整を繰り返した末、翌年になってようやく安定稼働するようになった。以後は「SLニセコ号」を中心として「SL冬の湿原号」、「SL函館大沼号」などにも使用され、時折C11 171と重連運転も実施している。