「化学ポテンシャル」の版間の差分

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モル数でなく、粒子数としての化学ポテンシャルμも考えることができる。固体電子論における電子系(例:[[電子ガス]])でも化学ポテンシャルを定義することができ、特に温度T = 0 Kにおける化学ポテンシャルμのことを、[[フェルミエネルギー]]ε<SUB>F</SUB>と呼ぶ場合がある。
 
化学ポテンシャルは、アメリカの化学者[[ウィラード・ップス(Gibbs)ブズ]]により導入された概念である。一般に、二つの系の間に濃度差が有った場合、その濃度差は、仕事を為す事が出来る。即ち、濃度差は、熱と同様に仕事を為し得る量なのである。化学ポテンシャルは、この濃度差が為し得る仕事の大きさの尺度と成る量である。
 
:<math> \mu_{T = 0} \, = \epsilon_F </math>