「交響曲第6番 (マーラー)」の版間の差分

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スケルツォにトリオを2回挟む構造をとっている。まずチェロとコントラバスの低音弦とティンパニのきざむリズムにのって登場し、ヴァイオリンが主要主題を奏する。これにホルンとヴィオラが絡む。第1楽章のオーボエの音型が使われ、この主部が様々な楽器によって変化し、効果をあげて、トランペットのモットー和音に移行する。これは第1楽章を思わせるもので、[[パロディ]]的な要素を含む。「古風に」と記された[[ヘ長調]]のトリオ(中間部)は、3/8[[拍子]]から4/8拍子、さらに3/4拍子へと絶えず不安定に交錯する。トリオは再現される。トリオのあとには木管の哀調を帯びたメロディーがつづくことから、構成をABCABCA+コーダ(Bに基づく)と見ることもできる。曲は哀調を帯びたまま沈んでいって終わる。
 
演奏時間は12~14分程度。
 
===第3楽章===